特許
J-GLOBAL ID:200903047370674550

モノ-及びジアリールトリアジンの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-190771
公開番号(公開出願番号):特開平6-179661
出願日: 1993年07月02日
公開日(公表日): 1994年06月28日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 グリニャール試薬を使用するモノ-及びジアリールトリアジンの製造方法を提供する。【構成】 非置換又は2,4-ジアルキル置換ブロモ-又はクロロベンゼンを、相当するグリニャール試薬を形成するために、テトラヒドロフラン中でマグネシウム金属と反応させ、次いで得られた溶液をシアヌル酸クロリドと反応させることからなり、シアヌル酸クロリド1モル当たり、少なくとも1.05モルのグリニャール試薬が使用される様に、又は少なくとも2.1モルのグリニャール試薬が使用される様に反応させる、2,4-ジクロロ-6-アリール-1,3,5-トリアジン(式Ia;Z=Cl)又は2-クロロ-4,6-ジアリール-1,3,5-トリアジン(式Ia;Z=2-R1-4-R2-フェニル基)の選択的製造方法。〔式中、Zはクロルもしくは2-R1-4-R2-フェニル基であり、R1,R2はHまたはC1〜4アルキル基である〕【効果】 有機材料用光安定剤の製造のための中間体を、容易に高収率で得ることができる。
請求項(抜粋):
次式Ia:【化1】〔式中、R1 及びR2 は互いに独立して水素原子又は炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わし、そしてZは次式Ib:【化2】で表わされる基又は-Cl基を表わす〕で表わされる単一化合物の製造方法であって、次式II:【化3】〔式中、Xは臭素原子又は塩素原子を表わし、そしてR1 及びR2 は上記において定義された意味を表わす〕で表わされる化合物を、相当するグリニャール試薬を形成するために、テトラヒドロフラン中でマグネシウム金属と反応させ、次いで得られた溶液を次式III :【化4】で表わされるシアヌル酸クロリドと反応させることからなり、シアヌル酸クロリド1モル当たり、Zが-Cl基を表わす場合には少なくとも1.05モルのグリニャール試薬が使用される様に、そしてZが式Ibで表わされる基を表わす場合には少なくとも2.1モルのグリニャール試薬が使用される様に反応させる製造方法。

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