特許
J-GLOBAL ID:200903047384011790

エコーキャンセラ制御法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-018705
公開番号(公開出願番号):特開平5-218904
出願日: 1992年02月04日
公開日(公表日): 1993年08月27日
要約:
【要約】【目的】 電話回線における2線-4線変換回路や電子会議システム等に利用するエコーキャンセラにおいて、低周波の双方向入力のある場合に対してエコー抑圧効果が劣化するという問題を解決し、快適な会話を可能にする。【構成】 推定インパルス応答を補正するエコーキャンセラ制御において、時定数の異なる送信入力レベル計算部9と15、同送信出力レベル計算部13と16および制御部17を用いて、急峻に変化するレベル計算と緩慢に変化するレベル計算を実行し、より検出速度が重視されるダブルトークの検出は前者のレベルで行い、補正演算を再開させるためより正確さが重視されるダブルトーク終了およびエコーパス変化の検出は後者のレベルで行うことにより、通常の会話で生ずる低周波の双方向入力の場合に対してもエコー抑圧効果が損なわれず安定にエコー抑圧を行うことができる。
請求項(抜粋):
受信入力列とエコー経路のインパルス応答の推定値の畳込み演算を行って擬似エコーを発生し、これをエコー信号から差し引くことによってエコーを抑圧し、一方この時得られる残留エコーの 2乗値を零に近づけるように逐次上記推定値の補正を行うエコーキャンセラ制御法において、1.入出力信号のレベルを小さい時定数で計算する処理と、2.入出力信号のレベルを大きい時定数で計算する処理と、3.高速性が要求されるダブルトーク検出と受信入力低下検出に変化の速い上記1のレベルを用いて判定する処理と、4.正確さが要求されるダブルトーク終了検出とエコーパス変化検出に変動の少ない上記2のレベルを用いて判定する処理とを実行することを特徴とするエコーキャンセラ制御法。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平3-159423

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