特許
J-GLOBAL ID:200903047403950434

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-282244
公開番号(公開出願番号):特開平8-144719
出願日: 1994年11月16日
公開日(公表日): 1996年06月04日
要約:
【要約】【目的】 簡単な構成でスプライン噛合部分のがたつきを低減してなおかつ、噛み合いがきつくならずに、スプールの摺動抵抗を少なく抑えることができる内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供すること。【構成】 タイミングプーリ6とカムシャフト1に固定されたスリーブ3との間にはスプール10が介在され、互いにヘリカルスプライン噛合されている。同スプール10の内周側には所定のクリアランスδAを以てカラー14が配置されている。そして、板バネ15及びOリング16により、スプール10が偏心されて、各スプライン噛合部分のがたつきが低減されており、また、同クリアランスδAが一方向に偏って形成されている。同クリアランスδA内には作動油が供給され、カムトルク変動時に発生するスプール10の偏心を押し戻す力に対して作動油が拮抗して、結果としてスプール10はがたつき低減状態から押し戻されない。
請求項(抜粋):
バルブ駆動用のカムシャフトと、内燃機関のクランクシャフトに連結され前記カムシャフトに外嵌された回転体と、同回転体の側面に回転体と一体に回転するように設けられ、カムシャフトを包囲するハウジングと、同ハウジング内において前記回転体とハウジングとの間に介装されたスプールとを有し、カムシャフトとスプール及びスプールとハウジングとをそれぞれスプライン結合するとともに、少なくとも一部のスプラインをヘリカルスプラインにより構成し、スプールに油圧を作用させることにより同スプールをカムシャフトの軸線方向へ移動させ、ヘリカルスプラインの作用により回転体に対するカムシャフトの回転位相が変更されてバルブの開閉タイミングが制御される内燃機関のバルブタイミング制御装置において、前記スプールの内周側或いは外周側には円筒状の嵌合体が嵌合されており、同嵌合体とスプール或いはハウジングとの間には、スプールに作用される油が供給され得る所定のクリアランスが形成されており、さらに、同クリアランスがカムシャフトに対して偏心するよう嵌合体又はスプールをカムシャフトの径方向に付勢する付勢手段を設けた内燃機関のバルブタイミング制御装置。

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