特許
J-GLOBAL ID:200903047420849976

スクロール圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北村 修
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-250932
公開番号(公開出願番号):特開平5-087064
出願日: 1991年09月30日
公開日(公表日): 1993年04月06日
要約:
【要約】【目的】 両スクロールに突設された渦巻体の相互壁間に形成される吸入ガス圧縮用の高圧室の密封が不完全になるという従来の問題を解消すると共に、チップシールのスラスト移動を拗れが起こらないように行わせる手段を提供する。【構成】 チップシール41,42の先端側幅寸法を、その先端側部分が収納部8f,9fの幅寸法に相応する寸法に設定し、且つ、チップシール41,42の背面側幅寸法を、収納部8f,9fの幅寸法よりも小さい寸法に設定する。そして、高圧室S1内の加圧ガスをチップシール41,42の背面へ導くためのガス導入孔23を、渦巻体8a,9aの収納部8f,9f形成位置に設ける。
請求項(抜粋):
渦巻体(8a)が突設された固定スクロール(8)とその渦巻体(8a)の隣接壁間に嵌め込まれる渦巻体(9a)が突設された旋回スクロール(9)との組合せよりなり、前記両渦巻体(8a),(9a)の相互壁間に旋回スクロール(9)の旋回動作に基づいてガスを圧縮すべく縮小される高圧室(S1)が形成されるスクロール部(1)を設け、前記両スクロール(8),(9)の渦巻体(8a),(9a)の先端部に渦巻状に凹設した収納部(8f),(9f)に、渦巻状のチップシール(41),(42)を幅方向にタイトな状態で且つ先端突出状態までスラスト移動自在に収納し、その各チップシール(41),(42)を相手方のスクロール(9),(8)に接当させるべく付勢する付勢手段(A)を設けてあるスクロール圧縮機であって、前記チップシール(41),(42)の先端側幅寸法を、その先端側部分が前記収納部(8f),(9f)の幅寸法に相応する寸法に、且つ、前記チップシール(41),(42)の背面側幅寸法を、前記収納部(8f),(9f)の幅寸法よりも小さい寸法に夫々設定すると共に、前記高圧室(S1)内にて圧縮された加圧ガスを前記チップシール(41),(42)の背面へ導くためのガス導入孔(23)を、前記渦巻体(8a),(9a)における前記収納部(8f),(9f)の形成位置に設けることにより、前記付勢手段(A)を構成してあるスクロール圧縮機。

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