特許
J-GLOBAL ID:200903047457317214

磁性流体シール付きパウダブレーキ・クラッチ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 斎藤 春弥 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-274241
公開番号(公開出願番号):特開2000-088004
出願日: 1998年09月11日
公開日(公表日): 2000年03月28日
要約:
【要約】【課題】 パウダブレーキ(クラッチ)は、トルクをコントロールして使用するためトルクリップル(変動率)が大きいとコントロールできないが、特に高速回転に比較して低速回転ではリップルが2倍近くに大きく制御し難い欠点がある。また、パウダ漏洩防止のためシールが不可欠であるが、回転時には機械的損失が大きく寿命も余り永くないので、しばしば交換しなければならないという問題があり、これらを解決するのが本発明に課された課題である。【解決手段】 本発明では、従来使用されていた電磁パウダを、磁性流体12に変えることにより、低速域でのトルク安定性を向上させ、流体であることにより摩擦熱の放熱効果が期待され、更に従来のシールを使用しないで磁性流体シールに変更することにより半永久的にシール効果が得られる。
請求項(抜粋):
入力軸の外周に対称に配置された玉軸受(3、3′)と、前記玉軸受の半径方向外側に対称に配置され中央にコイル(2)を有するフィールドコア(11a、11b)と、前記玉軸受の両内側と軸の外周との間に挟まれて、軸を保持する対称の空間部(16a、16a)と、これら空間部の中間から半径方向外方に突出する内側シリンダ(15b)と、この内側シリンダに銅ブレージング(15c)を介しさらに外方に突出する外側シリンダ(15a)とを有するシリンダ(15)と、このシリンダ(15)の外周を囲む空間部(16b、16c、16c1、16c2、16B1、16B2)に磁性流体を注入する磁性流体注入口(11a2)と、前記玉軸受の軸方向両外側から前記空間部に向けて配置された永久磁石(20a、20b)と、この永久磁石の半径方向内方面に配置された非磁性リング(21a、21b)とを有し前記コイルに通電OFFの状態で 前記の磁性パウダは前記永久磁石の磁束(φ2)により前記の空間部(16B1、16B2)内に終結され 通電ONの場合は残余のパウダはコイルの磁束(φ1)により 断面がU字状の空間部(16c1 16c2)内に集結され 磁性パウダ成分の片偏りと、トルクの変動とが少なくされることを特徴とする磁性流体シール付きパウダブレーキ・クラッチ。
IPC (2件):
F16D 37/02 ,  F16D 63/00
FI (2件):
F16D 37/02 P ,  F16D 63/00 P
Fターム (7件):
3J058AB27 ,  3J058AB33 ,  3J058BA25 ,  3J058BA35 ,  3J058CC12 ,  3J058CC14 ,  3J058CC77

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