特許
J-GLOBAL ID:200903047486985846

ヒートポンプデバイス

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-304418
公開番号(公開出願番号):特開平5-172424
出願日: 1991年11月20日
公開日(公表日): 1993年07月09日
要約:
【要約】【目的】 熱的非定常状態を利用したヒートポンプデバイスの効率を向上させ、大きい出力が得られる構成にすることによって、ペルチェ効果を利用したヒートポンプデバイスの有用性を高める。【構成】 P型半導体2と、電極として用いた銅プレート3、熱電半導体よりも熱伝導度が高く熱容量の大きい銅ブロック4、および熱交換フィン5からなる吸熱側デバイスと、同じ構成の放熱側デバイスを、半導体端面が電気的に接合した状態で一定時間通電した後、内部が熱的定常状態に達する前に駆動モーター11で両者を空間的に切り離して断熱した後、熱リザーバーとして用いた銅ブロックに蓄えられたペルチェ熱を取り出す。この構成によれば、熱的非定常状態を用いるヒートポンプデバイスの熱効率を1.3倍に、1サイクルあたりの冷却出力を約3倍に増大することができる。
請求項(抜粋):
ペルチェ効果を有する熱電材料に電流を通じ、熱電材料内部が熱的定常状態に達する前に、熱電材料の電流流入部と電流流出部とを断熱する構成のヒートポンプデバイスであって、前記電流流入部または前記電流流出部のいずれか、または両方の前記熱電材料の外側に、前記熱電材料より熱伝導率の大きい材料を熱リザーバーとして配設してなるヒートポンプデバイス。

前のページに戻る