特許
J-GLOBAL ID:200903047495853855

耐水素誘起割れ性および耐硫化物応力割れ性に優れるラインパイプ用溶接鋼管の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 道雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-260091
公開番号(公開出願番号):特開平8-118050
出願日: 1994年10月25日
公開日(公表日): 1996年05月14日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】ERW法に匹敵する溶接速度でのレーザー溶接が可能な溶接部の強度、耐HIC性および耐SSC性に優れるラインパイプ用溶接鋼管の製造方法の提供。【構成】所定の成分組成を有する帯鋼を、成形ロール群に通して連続的にオープンパイプ状に成形し、このオープンパイプをスクイズロールで加圧して両エッジを突合せ、その突合せ部にレーザービームを照射して衝合溶接して溶接鋼管となすに当たり、下記の(1)および(2)式を満たす条件でレーザービームを照射して溶接する方法。さらにこの方法においては、溶接後の溶接部にAc3変態点以上に加熱後放冷するか或いは加速冷却する後熱処理を、さらには加速冷却に引き続いて焼戻し処理を施すのが望ましい。V≧2 ・・・・・・(1)P≧0.4Vt/ea(T-T0) ・・・・・・(2)ただし、a=0.0006、P :レーザ出力(kW)、V :溶接速度(m/min)、t :帯鋼肉厚(mm)、T :帯鋼両エッジ部の予熱温度(°C)、T0 :室温(°C)
請求項(抜粋):
重量%で、C:0.01〜0.20%、Si:0.03〜0.80%、Mn:0.40〜2.00%、P:0.025%以下、S:0.002%以下、sol-Al:0.01〜0.10%を含み、さらにCu:0〜0.50%、Ni:0〜0.50%、Cr:0〜1.20%、Mo:0〜1.00%、Nb:0〜0.15%、V:0〜0.15%、Ti:0〜0.15%、Zr:0〜0.15%およびB:0〜0.0050%のうちの1種または2種以上、並びにCa:0〜0.0050%およびREM:0〜0.01%の1種または2種を含み、残部がFeおよび不可避不純物からなる帯鋼を、成形ロール群に通して連続的にオープンパイプ状に成形し、このオープンパイプをスクイズロールで加圧して帯鋼両エッジを突合せ、その突合せ部にレーザービームを照射して衝合溶接して溶接鋼管となすに際し、下記の(1)および(2)式を満たす条件でレーザービームを照射して溶接することを特徴とする耐水素誘起割れ性および耐硫化物応力割れ性に優れるラインパイプ用溶接鋼管の製造方法。V≧2 ・・・・・・(1)P≧0.4Vt/ea(T-T0) ・・・・・・(2)ただし、a=0.0006P :レーザ出力(kW)V :溶接速度(m/min)t :帯鋼プ肉厚(mm)T :帯鋼両エッジ部の予熱温度(°C)T0 :室温(°C)
IPC (6件):
B23K 26/00 310 ,  B21C 37/08 ,  C21D 8/10 ,  C21D 9/08 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/04

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