特許
J-GLOBAL ID:200903047502087705

油圧モータの高速・低速切換機構、および油圧モータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤田 考晴 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-394427
公開番号(公開出願番号):特開2002-195146
出願日: 2000年12月26日
公開日(公表日): 2002年07月10日
要約:
【要約】【課題】 コンパクトで車体への搭載が容易であり、さらに油圧モータに一体的に組み込むことも可能な油圧モータの高速・低速切換機構、およびこれを備える油圧モータを提供する。【解決手段】 ブロック部20に形成されたシリンダ室Vの内壁w1,w2,w3に摺動可能に嵌合する第1、第2、第3の膨出部21a,21b,21cを有し、これらの摺動を伴って軸方向に往復移動可能なスプール21と、スプール21を軸方向の一方に付勢するバネ体22と、第1の小空間v1に油圧モータの作動油と同等の油圧を導入する油圧導入孔23と、第1の小空間v1から油圧を取り出してカム12の高速側への傾斜角保持に利用する油圧取り出し孔24とを備えて構成され、スプール21の移動により油圧モータの回転数を高速・低速の2段階に切り換える高速・低速切換機構を採用する。
請求項(抜粋):
油圧モータに内蔵したカムの傾斜角を変化させて油圧モータの容量を変化させることにより該油圧モータの回転数を高速・低速の2段階に切り換える高速・低速切換機構であって、面積が段階的に増大する第1、第2の断面からなる空間を有するブロック部と、前記空間内に配置されて前記第1、第2の断面をなす内壁に摺動可能に嵌合する第1、第2の膨出部を有し、該膨出部の摺動を伴って前記空間内を軸方向に往復移動可能なスプールと、該スプールを前記第2の膨出部から前記第1の膨出部に向けて前記軸方向の一方に付勢する付勢手段と、前記第1、第2の膨出部間に画成される第1の小空間に連通し、該第1の小空間に油圧モータの作動油と同等の油圧を導入する油圧導入孔と、前記スプールが前記付勢手段に付勢されて前記軸方向一方に移動したときに前記第1の小空間と連通し、前記スプールが前記付勢手段に抗して前記軸方向他方に移動したときには前記第1の膨出部に遮られて前記第1の小空間との連通を絶たれ、前記第1の小空間と連通することによって該第1の小空間に導入された油圧を取り出して前記カムの高速側への傾斜角保持に利用する油圧取り出し孔とを備えて構成され、前記第1の小空間に導入された油圧の前記第1の膨出部に対する作用面積をA1、前記第1の小空間に導入された油圧の前記第2の膨出部に対する作用面積をA2、前記油圧モータの回転数を高速から低速に切り換えるべき状態に達したときの前記作動油の圧力をPd、前記付勢手段が発揮する付勢力をF とするとき、(A2-A1)×Pd=Fを満たすことを特徴とする油圧モータの高速・低速切換機構。
Fターム (5件):
3H084AA08 ,  3H084AA16 ,  3H084BB26 ,  3H084BB27 ,  3H084CC35

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