特許
J-GLOBAL ID:200903047543819664

回転電機のコイル温度監視装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-071987
公開番号(公開出願番号):特開平5-284692
出願日: 1992年03月30日
公開日(公表日): 1993年10月29日
要約:
【要約】【目的】回転電機の全運転領域において良好な精度と信頼性をもってコイル温度の監視を可能とし、しかも経済性に優れたものとなし得る。【構成】電流検出センサ20により検出された回転電機のコイル電流または負荷電流を監視サンプリング時間毎に取込んでコイル電流または負荷電流の平均値を第1の演算器21により求め、その平均値をもとに第2の演算器21によりコイル飽和温度上昇値を求め、またコイル測温センサ17および冷却空気測温センサ18により検出されたコイル温度、冷却空気温度をもとに第3の演算器23によりコイル温度上昇値とその変化率を求め、さらに第2および第3の演算器22,23 の出力信号に基づいて第4および第5の演算器24,25 により所定の推定温度上昇値とコイル時定数に基づき逐次監視レベルを設定し、次期監視時における予想温度上昇とその変化率と実状とを比較器26,28 で比較して異常の有無を判定する。
請求項(抜粋):
空気冷却設備を有する回転電機のコイル温度および前記空気冷却設備の基準冷却空気温度を検出するコイルおよび冷却空気測温センサと、前記回転電機の入力電流または負荷電流を検出する電流検出センサと、この電流検出センサにより検出された電流が監視サンプリング時間で時系列毎に入力されサンプリング時間内の等価平均電流を求める第1の演算手段と、この第1の演算手段より得られる等価平均電流の出力信号を変数としてコイル飽和温度上昇値を求める第2の演算手段と、前記コイル測温センサにより検出されたコイル温度から前記冷却空気測温センサにより検出された冷却空気温度を減算してコイル温度上昇値を求める第3の演算手段と、前記第2の演算手段より得られるコイル飽和温度上昇値および前記第3の演算手段より得られるコイル温度上昇値に基づき次期監視サンプリング時の予想温度上昇値およびその変化率をコイルの熱時定数に基づく時間遅れ要素にて推移する予想温度上昇計算式にて求め、これを前監視サンプリング時点での微分値として出力する第4の演算手段と、前記第3の演算器より得られるコイル温度上昇値からその温度上昇の時間変化率を求める第5の演算手段と、前記第4および第5の演算手段よりそれぞれ得られる出力信号をもとに決定される所定の設定値との大小を比較して異常の有無を判別する比較手段と、この比較手段で判別された各出力信号から異常の内容または異常要因を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする回転電機のコイル温度監視装置。
IPC (3件):
H02K 11/00 ,  G01K 7/00 ,  G01K 7/00 321

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