特許
J-GLOBAL ID:200903047621919492

多様な送り出し流量を有する表面張力式タンク

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 朗 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-218121
公開番号(公開出願番号):特開平5-213287
出願日: 1992年07月08日
公開日(公表日): 1993年08月24日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、宇宙船などの主要エンジンおよび補助エンジンなどに液体推進剤を供給する表面張力式のタンクを提供する。【構成】 タンクは、少なくとも1つのストレーナが設けられたダイアフラムで分離された異なる寸法の少なくとも2つの区画室を含む共通のシェルを具備し、前記ストレーナは大きい区画室と小さい区画室とを連通する。加圧気体供給オリフィスは大きい区画室に開口する。液体排出装置は小さい区画室内に配置される。液体送り出し手段は、主要エンジンによる主要加速度の方向とほぼ同じ方向に沿って本質的に配置され、この方向に液体は加速される。少なくとも1つのストレーナが設けられた手段は、気体障壁を構成し、また大きい区画室に含まれる少なくとも実質的にわずかな液体を取り出し、小さい区画室を介さずに液体送り出し手段に直接排出するようにし、タンクによって、最小の認可流量の約100倍の最大の液体の出口流量が得られるようにする。
請求項(抜粋):
主エンジンおよび少くとも一つの補助受け器またはエンジンに液体推進剤を供給するために宇宙船または人工衛星内で微小な重力下で作動する多様な送り出し流量を有する表面張力式タンクであって、少くとも二つの異なる寸法の区画室(A,B)を収容する共通のシェル(1)を具備し、該区画室は少くとも一つの第1のダイアフラム(4)によって分離され、第1ダイアフラムにはより大きな寸法の区画室(A)とより小さな寸法の区画室(B)との間を連通させる少くとも一つのストレーナ(102)が設けられ、更に、大きな区画室(A)内に開口するようにシェル(1)を介して設けられた加圧気体供給オリフィス(9)を具備し、更に、小さな区画室(B)内に配置された液体排出装置(DEL1)を具備し、更に、送り込まれるべき部材に液体を送り出すための手段(2)を具備し、該液体送り出し手段は、液体がそれに沿って加速されるように主エンジンによって付与される主加速方向(GQ)とほとんど異ならない方向に本質的に配置される、多様な送り出し流量を有する表面張力式タンクにおいて、大きな区画室(A)内に含まれる液体の少くとも実質的な部分を、液体が小さな区画室(B)を介して移動することなしに液体送り出し手段(2)に直接送り出すために、気体障壁を形成する少くとも一つの出口ストレーナ(101,111)が設けられた手段を具備して、タンクは液体が大きな区画室(A)および小さな区画室(B)の双方から直接とられることを許容するようにし、これにより最小の認可流量の約100倍となりうる最大の液体出口流量を形成するようにした、多様な送り出し流量を有する表面張力式タンク。
IPC (3件):
B64G 1/40 ,  F02K 9/44 ,  F16J 12/00

前のページに戻る