特許
J-GLOBAL ID:200903047625341827

乾式分析方法及び乾式分析要素

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山田 文雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-236793
公開番号(公開出願番号):特開2001-059845
出願日: 1999年08月24日
公開日(公表日): 2001年03月06日
要約:
【要約】【目的】 被検物質(例えば抗原)と、標識特異結合物質(例えば抗体)と弱親和性物質(例えば前記抗原よりは弱い親和性で特異結合物質(抗体)に結合する物質)との複合体との置換放出反応により、被検物質を簡便、迅速、高精度に分析することができる乾式分析方法及び乾式分析要素を提供する。【構成】 検出層に弱親和性物質を固定化し、これに予め標識特異結合物質を結合させて複合体を形成させておく。検出層の下には吸水層を設ける。被検物質を含む液体試料を点着するだけで、検出層内で置換放出反応が進行し、放出された標識特異結合物質は、分析要素内での液体の拡散・移動に伴い吸水層に移動除去されるので、洗浄等の操作を必要としない。被検物質の量に応じて検出層に残存する標識特異結合物質の量は、標識着色粒子の吸収から容易に測定することができる。吸水層に移行した標識特異結合物質の量を検出することもできる。乾式分析要素による分析であるので、小型測定機器への対応が容易となる。
請求項(抜粋):
以下のステップを備える乾式分析方法:被検物質に特異的に結合可能な特異結合物質を標識着色粒子に結合した標識特異結合物質と、被検物質よりも弱い親和性で特異結合物質に結合可能な弱親和性物質とを含有し、前記弱親和性物質は固定化され、前記標識特異結合物質と前記固定化弱親和性物質とが複合体を形成している検出層に、被検物質を含有する液体試料を点着供給し;検出層内で前記複合体と前記被検物質との置換放出反応により、前記標識特異結合物質を遊離させて検出層の下に配置された吸水層に移行させ;検出層に残存する前記標識結合物質の着色粒子、又は吸水層に移行した標識特異結合物質の着色粒子の光学吸収を測定することにより被検物質の濃度を定量する。
IPC (2件):
G01N 33/543 591 ,  G01N 33/553
FI (2件):
G01N 33/543 591 ,  G01N 33/553

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