特許
J-GLOBAL ID:200903047661325145

生体分子を検出するための改良銀染色法およびそのためのキット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-527512
公開番号(公開出願番号):特表平11-502615
出願日: 1996年03月07日
公開日(公表日): 1999年03月02日
要約:
【要約】本発明は、支持媒体の中または上に存在する生体分子を染色する方法に関し、該方法は、生体分子を支持媒体上に定着し、該支持媒体を銀溶液で処理し、ついで、かく処理した支持媒体を還元剤で発色させることを含む。3より低いpK値を有し、含浸条件にて、銀イオンと強力な錯体を形成することも、銀溶液から銀を沈殿させることもできない強酸と銀イオンを含有する銀溶液とを支持媒体に含浸させることによって、生体分子の定着および銀溶液での処理を単一工程で行う。本発明は、該方法を行うためのキットにも関する。
請求項(抜粋):
1.生体分子を支持媒体に定着し、該支持媒体を銀溶液で処理し、ついで、かく処理した支持媒体を還元剤で発色させることよりなる支持媒体の中または上に存在する生体分子を染色する方法であって、3より低いpK値を有し、含浸条件にて、銀イオンと強力な錯体を形成することも、銀溶液から銀を沈殿させることもできない強酸と銀イオン含有銀溶液とを該支持媒体に含浸させることによって、生体分子の定着および銀溶液での処理を単一工程で行うことを特徴とする該方法。 2.該強酸が、無機酸、そのα-炭素でクロロまたはフルオロで置換されたカルボン酸、またはスルホン酸基を含む有機酸であることを特徴とする請求項1記載の方法。 3.該強酸が、硝酸、フッ化水素酸、塩素酸および過塩素酸から選択されることを特徴とする請求項2記載の方法。 4.該強酸が、トリクロロ酢酸およびトリフルオロ酢酸から選択されることを特徴とする請求項2記載の方法。 5.該強酸が、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸およびスルホサリチル酸から選択されることを特徴とする請求項2記載の方法。 6.該溶液中の該強酸の濃度が、約0.004ないし約1M、好ましくは約0.01ないし約0.4Mであることを特徴とする請求項1ないし5いずれか1項記載の方法。 7.支持媒体を平衡化した後の該溶液が、約0.2ないし約3、好ましくは約0.7ないし約2.5のpH値を有することを特徴とする請求項1ないし6いずれか1項記載の方法。 8.該溶液が、約0.4ないし約25g/Lの銀好ましくは約1ないし5g/Lの銀を含有することを特徴とする請求項1ないし7いずれか1項記載の方法。 9.該溶液が、さらに、60容量%までの、好ましくはメタノール、エタノールおよびプロパノールから選択されるアルコールを含有することを特徴とする請求項1ないし8いずれか1項記載の方法。 10.該溶液が、さらに、増感剤を含有することを特徴とする請求項1ないし9いずれか1項記載の方法。 11.該方法が、支持媒体を銀溶液で処理する前に該支持媒体を請求項1規定の強酸で処理する工程を含むことを特徴とする請求項1ないし10いずれか1項記載の方法。 12.該支持媒体がゲルであることを特徴とする請求項1ないし11いずれか1項記載の方法。 13.該生体分子が、蛋白質、ペプチドおよび核酸から選択されることを特徴とする請求項1ないし12いずれか1項記載の方法。 14.(i)3より低いpK値を有し、銀含浸条件にて、銀イオンと強力な錯体を形成することも、銀溶液から銀を沈殿させることもできない酸と銀塩とを含む定着および銀溶液; (ii)ホルムアルデヒド、および所望によりチオ硫酸を含む還元剤;および (iii)停止溶液を含むことを特徴とする、請求項1ないし13いずれか1項記載の方法を行うための銀染色キット。 15.さらに、3より低いpK値を有し、銀含浸条件にて、銀イオンと強力な錯体を形成することも、銀溶液から銀を沈殿させることもできない酸を含有する定着溶液を含むことを特徴とする、請求項11ないし13いずれか1項記載の方法を行うための請求項14記載の銀染色キット。
IPC (6件):
G01N 33/483 ,  G01N 1/30 ,  G01N 27/447 ,  G01N 33/48 ,  G01N 33/58 ,  G01N 33/68
FI (6件):
G01N 33/483 F ,  G01N 1/30 ,  G01N 33/48 P ,  G01N 33/58 A ,  G01N 33/68 ,  G01N 27/26 315 G

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