特許
J-GLOBAL ID:200903047662773915

液体封入式マウント

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野本 陽一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-173032
公開番号(公開出願番号):特開2001-349369
出願日: 2000年06月09日
公開日(公表日): 2001年12月21日
要約:
【要約】【課題】 マウントの軸心と平行な方向への変位入力に対してばかりでなく、軸心と直交する方向への変位入力に対しても、有効な防振機能を発揮し得る構造とする。【解決手段】 弾性体3側の第一液室Aとダイアフラム4側の第二液室Bとの間を仕切るオリフィス部材5に、両液室A,Bを互いに連通する主オリフィスCが開設され、弾性体3の外周に、円周方向複数の副液室D及びこれらの副液室D,D間を連通させる副オリフィスEが形成されている。弾性体3は、第一液室Aと副液室Dとの間を仕切る主弾性部31の半径方向の静ばね定数よりも、副液室Dと外部空間との間を仕切る副弾性部32の半径方向の静ばね定数が低く設定されている。軸心と平行な方向の変位入力に対しては、第一液室Aと第二液室Bとの間で主オリフィスC内を封入液が移動し、軸心と直交する方向の変位入力に対しては、副液室D,D間で副オリフィスE内を封入液が移動することによる減衰と、特に高周波領域においては副弾性部32の拡張弾性による振動絶縁性が得られる。
請求項(抜粋):
マウントケース(1)とその内周に配置されたボス(2)との間に一体的に設けられ円周方向に連続した弾性体(3)と、前記マウントケース(1)に一体的に設けられたダイアフラム(4)と、前記マウントケース(1)の内周に設けられて前記弾性体(3)側の第一液室(A)と前記ダイアフラム(4)側の第二液室(B)との間を仕切ると共に前記両液室(A,B)を互いに連通する主オリフィス(C)が開設されたオリフィス部材(5)とを備え、前記弾性体(3)の外周に、円周方向複数の副液室(D)及びこれらの副液室(D,D)間を連通させる副オリフィス(E)が形成され、前記弾性体(3)は、前記第一液室(A)と副液室(D)との間を仕切る主弾性部(31)の半径方向の静ばね定数よりも、前記副液室(D)と外部空間との間を仕切る副弾性部(32)の半径方向の静ばね定数が低く設定されたことを特徴とする液体封入式マウント。
Fターム (6件):
3J047AA03 ,  3J047AA04 ,  3J047CA04 ,  3J047CA06 ,  3J047CB05 ,  3J047FA02
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭64-021238

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