特許
J-GLOBAL ID:200903047673822241

開環重合体水素化物の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大井 正彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-168392
公開番号(公開出願番号):特開平7-002929
出願日: 1993年06月16日
公開日(公表日): 1995年01月06日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、高い水素化率の水素化反応を行うことのできる、開環重合体水素化物の製造方法を提供することを目的とする。【構成】 少なくとも1種のノルボルネン誘導体よりなる単量体またはこの単量体およびこれと共重合可能な共重合性単量体を開環重合させて得られる開環重合体中に存在する非芳香族性炭素-炭素間二重結合を水素化触媒の存在下に水素化することにより開環重合体水素化物を製造する方法において、ルテニウム化合物およびアルカリ金属化合物からなる水素化触媒、または、ルテニウム化合物、アルカリ金属化合物および有機アルミニウム化合物からなる水素化触媒を用いる。
請求項(抜粋):
下記化1で表される少なくとも1種のノルボルネン誘導体よりなる単量体またはこの単量体およびこれと共重合可能な共重合性単量体を開環重合させて得られる開環重合体中に存在する非芳香族性炭素-炭素間二重結合を水素化触媒の存在下に水素化することにより開環重合体水素化物を製造する方法において、〔A〕下記一般式(1)で表されるルテニウム化合物および下記一般式(2)で表されるアルカリ金属化合物からなる水素化触媒、または、〔B〕下記一般式(1)で表されるルテニウム化合物、下記一般式(2)で表されるアルカリ金属化合物および下記一般式(3)で表される有機アルミニウム化合物からなる水素化触媒を用いることを特徴とする開環重合体水素化物の製造方法。【化1】〔化1中、AおよびBは水素原子または炭素数1〜10の炭化水素基であり、XおよびYは水素原子、ハロゲン原子または一価の有機基を示し、mは0または1である。〕一般式(1):RuHk Qn Tp Zq〔式中、Qはハロゲン原子を示し、TはCO、NOおよびCH3 COCH2 COCH3 から選ばれた1種以上の原子団を示し、ZはPR1 R2 R3 (R1 、R2、R3 はそれぞれ同一もしくは異なるアルキル基、アルケニル基またはフェニル基を示す。)を示し、kは0、1または2であり、nは0、1または2であり、pは1または2であり、qは2または3である。〕一般式(2):R4 M1〔式中、R4 はアルキル基、アリール基、アルコキシ基またはフェノキシ基を示し、M1 はリチウム原子、ナトリウム原子またはカリウム原子を示す。〕一般式(3):R5 R6 R7 Al〔式中、R5 はアルキル基またはアリール基を示し、R6 、R7 はそれぞれ同一もしくは異なるアルキル基、アリール基、アルコキシ基、フェノキシ基、ハロゲン原子または水素原子を示す。〕
IPC (2件):
C08F 8/04 MGB ,  C08G 61/08 NLH

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