特許
J-GLOBAL ID:200903047683861857
高度の減圧状態のダイカスト鋳造装置及び鋳造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
西郷 義美
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-272594
公開番号(公開出願番号):特開平11-156517
出願日: 1998年09月09日
公開日(公表日): 1999年06月15日
要約:
【要約】【目的】 この発明の目的は、ダイキャビティの比較的高度の減圧状態下で酸素に反応しやすい金属と合金を鋳造する生産性の高いダイカスト鋳造装置及び鋳造方法を実現することにある。【構成】 このため、この発明は、ショットスリーブの端部の周りに設けたバキュームチャンバ中に金属又は合金を融解するダイカスト鋳造装置とその方法であって、前記ショットスリーブの反対側端部は、外気環境中に配設した第1ダイと第2ダイの間のダイキャビティに連通し、前記第1ダイと第2ダイの間にダイキャビティを包囲する一つ以上のバキュームシールを有し、前記第1ダイと第2ダイを閉じたときにダイキャビティを外気環境から遮断するようになっており、前記バキュームチャンバを減圧すると、前記ダイキャビティの中がショットスリーブを介して減圧状態になり、前記金属又は合金をダイキャビティ中にダイカスト鋳造した後、前記第1ダイと第2ダイを開いて鋳造部品をダイキャビティから外気環境に、次に、前記各ダイ近傍のオプションの焼入れ媒体に、そのまま容易に取り出す。
請求項(抜粋):
a)外気環境中に配設した第1ダイと第2ダイであって、前記第1ダイと前記第2ダイを閉じると前記第1ダイと前記第2ダイの間にダイキャビティを区画するとともに、前記第1ダイと前記第2ダイを閉じると前記ダイキャビティを外気環境から遮断するバキュームシールを前記第1ダイと前記第2ダイの間に含む、前記第1ダイ及び前記第2ダイと、b)一端が前記ダイキャビティに連通するとともに、バキュームチャンバに連通した溶湯注入口を備えた他端を有するショットスリーブと、c)前記ショットスリーブ中にて移動可能なプランジャ前方の前記ショットスリーブ中に前記溶湯注入口から導入される金属又は合金を溶融する、前記バキュームチャンバに内設した溶融容器と、d)前記溶融金属又は合金を前記溶融容器中で溶融させるときに、前記ダイキャビティを前記バキュームシールで外界から遮断させることによって前記ダイキャビティが前記ショットスリーブを介して同時に減圧するように前記バキュームチャンバを減圧する手段と、e)前記プランジャは、前記溶融金属又は合金を前記ダイキャビティ中に注入すべく前記ショットスリーブ中にて移動可能であり、f)ダイカスト鋳造部品を前記ダイキャビティからそのまま外気環境中に取り出すことができるように、前記溶融金属又は合金を前記ダイキャビティ中に注入した後に前記第1ダイと前記第2ダイを開かせる手段と、を具備することを特徴とする、ダイカスト鋳造装置。
引用特許:
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