特許
J-GLOBAL ID:200903047691371940

鉄道車両用空調装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-340943
公開番号(公開出願番号):特開平10-175544
出願日: 1996年12月20日
公開日(公表日): 1998年06月30日
要約:
【要約】【課題】空気冷凍サイクル式空調装置では、フロンを冷媒とする従来の空調機と異なり、冷媒の大きな蒸発潜熱を利用できないため、大きな熱交換器を選定する必要がある。このため、空調装置全体の容積、重量共に大きくなる傾向がある。【解決手段】車両8が搭載している換気装置7より排出される冷温の排気空気を利用し、前述の排気空気密閉サイクル内に組み込まれている熱交換器5の間で熱を交換し、密閉式サイクル内を循環する高温高圧空気の温度を下げる。これにより、密閉式サイクル内に属する外部熱交換器3での交換熱量を小さくすることができるので、より小型な熱交換器3を選定できる。また、熱交換器4の表面に接触回転するブラシ13を備えることにより、熱交換器4への粉塵の堆積を防止でき、熱交換器4の定期的な清掃作業が必要なくなるので、維持管理コストを抑制できる。
請求項(抜粋):
空気を吸入して圧縮する電動モータ駆動の第1の圧縮機、前記第1の圧縮機により圧縮されて昇圧、昇温した空気を再度圧縮する第2の圧縮機、前記第2の圧縮機により圧縮され、昇圧、昇温した空気を冷却する第1の熱交換器、前記第1の熱交換器を通過し、冷却された高圧の空気を断熱膨張させる膨張タービン、前記膨張タービンを通過し冷温化した空気と熱交換する第2の熱交換器を備えた密閉式空気冷凍サイクルを採用し且つ給気手段、排気手段から構成される換気装置を備えた鉄道車両用空調装置において、前記密閉式空気冷凍サイクル内を循環する空気と排気空気の間で熱交換する第3の熱交換器を備えたことを特徴とする鉄道車両用空調装置。

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