特許
J-GLOBAL ID:200903047705895084

火力発電プラント自律適応最適化制御システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-142907
公開番号(公開出願番号):特開平8-339204
出願日: 1995年06月09日
公開日(公表日): 1996年12月24日
要約:
【要約】【目的】運転制限条件を満足しながら、起動所要時間を最短化する起動スケジュールの自動作成を可能とする。【構成】実際の起動スケジュールを作成する際の、ファジイ推論によるスケジュール修正量決定手段から得られるスケジュールと、ニューラルネットワークによる適応知識修得手段から得られるスケジュールとの採用比率を可変とし、起動を繰り返すに連れて後者の比率を拡大させるようにし、適応知識修得手段に記憶させる複数の学習サンプルとして偏りのない運用条件を準備するようにした。【効果】上記目的を達成することができた。
請求項(抜粋):
蒸気を発生させるためのボイラと、該ボイラにより発生させた蒸気により駆動される蒸気タービンとを有する火力発電プラントの制御システムであって、前記ボイラの点火からプラントの起動完了までの起動スケジュールを、前記火力発電プラントの起動前における温度状態に基づいて作成する基本スケジュール作成手段と、前記火力発電プラントの起動過程における所定の運転制限要因の運転制限条件に対する余裕値を評価する余裕値評価手段と、該余裕値評価手段により得られた余裕値の大きさに対応した前記起動スケジュールのスケジュール修正量を規定する複数のファジィルールを記憶する知識ベースと、該知識ベースに記憶されたファジィルールを用いて前記スケジュール修正量をファジィ推論により算出するスケジュール修正量算出手段と、前記火力発電プラントの過去の起動スケジュールと運用条件とをニューラルネットワークに入力値として与えたとき、出力値として前記スケジュール修正量算出手段により求められたスケジュール修正量が得られるように、入出力対応関係を記憶する適応知識修得手段と、該適応知識修得手段におけるニューラルネットワークの内部接続状態を決定することにより前記入出力対応関係を学習する学習管理手段と、前記スケジュール修正量算出手段により求められたスケジュール修正量に基づいて作成された第1の起動スケジュールと、前記適応知識修得手段により得られたスケジュール修正量に基づいて作成された第2の起動スケジュールとを用いて実際の起動スケジュールを作成すると共に、該実際の起動スケジュールを作成する際の前記第1及び第2の起動スケジュールの採用比率を規定する自律係数λを、起動を繰り返すにつれて大きくして前記第2の起動スケジュールの採用比率を拡大させる自律性管理手段と、該自律性管理手段によって作成された起動スケジュールに従って前記火力発電プラントを起動制御するスケジュール実行制御手段とを具備し、前記学習管理手段の入力信号として、時系列データの平均値と該平均値からの偏差を用いることを特徴とする火力発電プラント自律適応最適化制御システム。
IPC (6件):
G05B 13/02 ,  F01D 15/10 ,  F01K 23/10 ,  F02C 9/00 ,  F22B 35/14 ,  G06F 15/18 550
FI (8件):
G05B 13/02 J ,  G05B 13/02 L ,  G05B 13/02 N ,  F01D 15/10 ,  F01K 23/10 B ,  F02C 9/00 ,  F22B 35/14 Z ,  G06F 15/18 550 Z

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