特許

J-GLOBAL ID：200903047735705697

低温で硬くなりにくいデンプン食品

発明者： 高見 幸司 ,  郡山 剛
出願人/特許権者： 日本水産株式会社
代理人 (1件)： 須藤 阿佐子
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平9-089908
公開番号（公開出願番号）：特開平10-262582
出願日： 1997年03月26日
公開日（公表日）： 1998年10月06日
要約：

【要約】【課題】 特殊な添加剤を添加しないでも低温において硬くなりにくいデンプン食品の提供。未加熱で喫食できるチルド流通あるいは冷凍米飯の提供。【解決手段】 好ましくは逆浸透膜による濃縮水または添加した水を加工用水として製造工程で用いることにより外添された、デンプン老化抑制剤としての塩類、好ましくはCa塩を含むことを特徴とするデンプン食品。上記塩類を最終製品の重量に対して100ppm以上、好ましくは500ppm以上外添されて含む。デンプン食品は、流通温度が15°C以下、好ましくは10°C以下で流通される低温流通可能なものであり、好ましくは米飯食品、さらに好ましくはうるち米の精米の炊飯米である。上記炊飯米は、連続炊飯器内で一次蒸らし、二次浸漬、二次蒸らしの各工程を順次行う蒸煮炊飯を行うことにより製造されたものである。上記うるち米は、アミロース含量15%以下、好ましくはアミロース含量10%以下、最も好ましくは奥羽344号、奥羽343号および奥羽354号から選択されるうるち米である。

請求項（抜粋）：

外添の、デンプン老化抑制剤としての塩類を含むことを特徴とするデンプン食品。