特許
J-GLOBAL ID:200903047735985088

自動変速機における摩擦要素の締結制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外8名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-141653
公開番号(公開出願番号):特開平8-334171
出願日: 1995年06月08日
公開日(公表日): 1996年12月17日
要約:
【要約】【目的】 摩擦要素の締結圧をプリチャージ後、締結力発生臨界圧に保持する制御を、故障時も確実に生起させ、臨界圧保持後の締結ショックの発生を防ぐ。【構成】 コントローラ20はクラッチC3を締結する変速に際しその作動圧PC を、ソレノイド12のデューティ制御により作りだした電子制御指令圧PS に応動する減圧弁11で制御する。変速初期で指令圧PS を最大にし、弁11のポート14,15間を最大開度にし、クラッチC3をプリチャージにより速やかにロスストロークさせる。次に指令圧PS を0にし、弁11が作動圧PC をバネ13のバネ力のみで決ねるようにし、この時作動圧PC が臨界圧となるようバネ13のバネ力を決める。よって、指令圧PS が発生しない故障時も、作動圧PC を臨界圧にさせ得て、臨界圧制御不能に伴うショックの発生を回避し得る。
請求項(抜粋):
シフト弁により選択変速段に対応した摩擦要素へ選択的に作動流体を供給可能で、電子制御指令圧に応動する減圧弁により該作動流体の供給を時系列制御することによって、当初該流体のプリチャージにより摩擦要素のロスストロークを行わせ、次いで摩擦要素の作動圧を、摩擦要素が締結力を発生するぎりぎりのところを狙って予め定めた臨界圧に保ち、その後、摩擦要素の作動圧を、摩擦要素の締結が予定の態様で進行するよう時系列的に制御するようにした自動変速機において、前記減圧弁を、該減圧弁への前記電子制御指令圧が消失した時に丁度、前記摩擦要素の作動圧を臨界圧にする構成にしたことを特徴とする自動変速機における摩擦要素の締結制御装置。

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