特許
J-GLOBAL ID:200903047834517240

制御されたラジカル重合方法における調節剤としての複素環式アルコキシアミン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-293697
公開番号(公開出願番号):特開2000-128869
出願日: 1999年10月15日
公開日(公表日): 2000年05月09日
要約:
【要約】【課題】 ラジカル重合を制御する調節剤として複素環式アルコキシアミンを提供する。【解決手段】 本発明は、a)エチレン系不飽和モノマーおよびb)下記の複素環式アルコキシアミン化合物からなる重合性組成物に関する。該化合物は調節剤として上記モノマーのラジカル重合を制御する。上記化合物の中間体であるN-オキシル誘導体も使用でき、これも本発明の主題である。これらには新規なものが含まれるため、本発明は新規アミン先駆体および複素環式アミンの新規製造方法にも関する。そして上記化合物は低い多分散性を有するポリマー樹脂製品を供給する。本発明の重合方法では重合速度が高く、モノマーからポリマーへの転化効率が高いため、本発明は安定なラジカル媒介重合方法にも関する。【化1】
請求項(抜粋):
a)エチレン系不飽和モノマーまたはオリゴマーの少なくとも一種;およびb)次式(Ia)または(Ib)【化1】〔式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は互いに独立して炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のアルキニル基、OH、ハロゲン原子または基-O-C(O)-R5 により置換された炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のアルキニル基、酸素原子および/またはNR5 基の少なくとも一個により中断された炭素原子数2ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし12のシクロアルキル基または炭素原子数6ないし10のアリール基を表すか、あるいはR1 およびR2 ならびに/またはR3 およびR4は結合している炭素原子と一緒になって炭素原子数3ないし12のシクロアルキル基を表し(ただし式(Ia)においてQが直接結合、-CH2 -またはCOを表す場合、R1 、R2 、R3 またはR4 の少なくとも一個はメチル基とは異なる。);R5 、R6 およびR7 は独立して水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基または炭素原子数6ないし10のアリール基を表し;Xは炭素原子を少なくとも一個有する基を表し、そしてXから誘導されるフリーラジカルX・がエチレン系不飽和モノマーの重合を開始させることが可能であるようなものを表し;Z1 は酸素原子またはNR8 を表し;R8 は水素原子、OH、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のアルキニル基、OH、ハロゲン原子または基-O-C(O)-R5 の一個もしくはそれ以上により置換された炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のアルキニル基、酸素原子および/またはNR5 基の少なくとも一個により中断された炭素原子数2ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし12のシクロアルキル基または炭素原子数6ないし10のアリール基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、炭素原子数5ないし10のヘテロアリール基、-C(O)-炭素原子数1ないし18のアルキル基、-O-炭素原子数1ないし18のアルキル基または-COO-炭素原子数1ないし18のアルキル基を表し;Qは直接結合または二価の基CR9 R10、CR9 R10-CR11R12、CR9 R10CR11R12CR13R14、C(O)またはCR9 R10C(O)(式中、R9 、R10、R11、R12、R13およびR14は独立して水素原子、フェニル基または炭素原子数1ないし18のアルキル基を表す。)を表す。〕で表される化合物(ただし化合物(A)および(B)【化2】は除外される。);からなる重合性組成物。
IPC (7件):
C07D233/30 ,  C07D235/02 ,  C07D241/08 ,  C07D243/08 508 ,  C07D265/32 ,  C08F 2/38 ,  C08F 20/10
FI (7件):
C07D233/30 ,  C07D235/02 ,  C07D241/08 ,  C07D243/08 508 ,  C07D265/32 ,  C08F 2/38 ,  C08F 20/10
引用文献:
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