特許
J-GLOBAL ID:200903047843344781

トリガー式噴霧器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 今岡 良夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-060051
公開番号(公開出願番号):特開平9-225362
出願日: 1996年02月21日
公開日(公表日): 1997年09月02日
要約:
【要約】【課題】蓄圧吐出弁による残圧を無くするようにするとともに、トリガーの引き具合と蓄圧吐出弁の動作具合とを個別に変更又は調整できるようする。【解決手段】ポンプシリンダ8の末端に蓄圧吐出弁16を付設し、該蓄圧吐出弁のためにポンプシリンダ8の末端の内部に連設した折り返し短小シリンダ17突端に内向きフランジ50を設け、折り返し短小シリンダ17に内装した蓄圧吐出弁用閉弁スプリング46の基端をその内向きフランジ50の一面に支持させるとともに、先端で蓄圧吐出弁16の蓄圧ピストン19を閉弁方向に押圧付勢させ、また、ポンプシリンダ8に内装したポンプピストン用復帰スプリング51の基端をその内向きフランジ50の他面に支持させるとともに、先端でポンプピストン11を出方向に押圧付勢させ、もって、それらのスプリングを個別に交換、調整できるようにした。
請求項(抜粋):
ポンプシリンダ8内で水密摺動するポンプピストン11をトリガー4により機械的に作動させる往復ポンプ機構7を備えたトリガー式噴霧器において、往復ポンプ機構7の吐出弁としてポンプシリンダ8の末端に蓄圧吐出弁16を付設し、該蓄圧吐出弁は、前記ポンプシリンダ8の末端の内部に突端が内向きフランジ50を有する折り返し短小シリンダ17を連設し、前記ポンプシリンダ8の末端に隣接させて該ポンプシリンダよりも大径で短い蓄圧シリンダ18を連ね、該蓄圧シリンダ内に貫通孔22付きの短い蓄圧ピストン19を摺動自在に嵌合させ、該蓄圧ピストンの前記ポンプシリンダ側にその貫通孔22を囲成するラッパ状の小径スカート20を突設して、該小径スカートを前記折り返し短小シリンダ17内に出入摺動自在に嵌合させ、かつ、その蓄圧ピストンの反ポンプシリンダ側に弁部21を突設して、該弁部を弁孔23が噴霧ノズル3へと連通した対面する弁座24に着座閉弁させ、前記折り返し短小シリンダ17内に蓄圧吐出弁用閉弁スプリング46を内装して、該蓄圧吐出弁用閉弁スプリングの基端を上記内向きフランジ50の一面に支持させるとともに、先端で前記蓄圧ピストン19を前記弁部21の閉弁方向に押圧付勢させ、また、前記ポンプピストン11を前記折り返し短小シリンダ17側に向かう基端閉塞先端大径スカートのラッパ状部材12から形成して、その先端の大径スカート14を押し込み終端で前記折り返し短小シリンダ17の外側に遊嵌させるよう構成し、前記ポンプシリンダ8内にポンプピストン用復帰スプリング51を内装して、該ポンプピストン用復帰スプリングの基端を上記内向きフランジ50の他面に支持させるとともに、先端で前記ポンプピストン11を出方向に押圧付勢させ、更に、前記大径スカート14の押し込み終端に対応させた前記ポンプシリンダ8内の適所に前記ポンプピストン11の水密性を破る溝30を形成し、そのポンプシリンダ8の非加圧域の適所から容器体内へと通じる排圧路32を形成したことを特徴とするトリガー式噴霧器。

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