特許
J-GLOBAL ID:200903047863013943

近接通信方法および通信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 稲本 義雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-057383
公開番号(公開出願番号):特開2005-168069
出願日: 2005年03月02日
公開日(公表日): 2005年06月23日
要約:
【課題】多様な近接通信を可能とする。【解決手段】NFC通信装置1乃至3は、2つの通信モードによる通信が可能であることと、複数の伝送レートによるデータ伝送が可能であることとの2つの特徴を有している。2つの通信モードとしては、パッシブモードとアクティブモードとがある。NFC通信装置1と2の間の通信に注目すると、パッシブモードでは、従来のICカードシステムと同様に、NFC通信装置1と2のうちの、例えばNFC通信装置1は、自身が発生する電磁波を変調することにより、NFC通信装置2にデータを送信し、NFC通信装置2は、NFC通信装置1が発生する電磁波を負荷変調することにより、NFC通信装置1にデータを送信する。一方、アクティブモードでは、NFC通信装置1と2のいずれも、自身が発生する電磁波を変調することにより、データを送信する。本発明は、例えばICカードシステムなどに適用できる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
電磁波を送信データで変調した第1の電磁波を介して通信を開始する通信装置であるイニシエータが、前記イニシエータに応答する通信装置であるターゲットと、送信データの送受信を行う近接通信の近接通信方法において、 他の装置から出力されている電磁波によるRF(Radio Frequency)フィールドが存在するかどうかを検出する工程と、 他の装置によるRFフィールドがTIDT+n×TRFW時間(TIDTは初期遅延時間と呼ばれる所定の時間、nは乱数、TRFWは所定数倍される単位時間であるRF待ち時間と呼ばれる所定の時間)連続して検出されなかったとき、電磁波の出力を開始し、前記ターゲットを活性化させる工程と、 電磁波の出力を開始してから初期ガードタイムTIRFGと呼ばれる所定の時間が経過した後に、電磁波を送信データで変調した前記第1の電磁波を介して、コマンドを送信する工程と、 前記イニシエータが電磁波を出力して変調することにより送信データを送信するとともに、前記ターゲットが前記イニシエータからの電磁波を負荷変調することにより送信データを送信するパッシブモード、または、前記イニシエータと前記ターゲットのそれぞれが電磁波を出力して変調することにより送信データを送信するアクティブモードのうちのいずれかの通信モードで前記ターゲットとデータ通信を行う工程であって、前記ターゲットとの通信が終了するまで電磁波の出力を続行して前記パッシブモードのデータ通信を行う工程、または、前記コマンドの送信後は電磁波の出力を停止して前記アクティブモードのデータ通信を行う工程と を含み、 前記アクティブモードの通信を開始する場合、 前記コマンドを送信する工程において、前記ターゲットの伝送レートを含む属性を要求するコマンドを送信し、 前記ターゲットにおいて、他の装置によるRFフィールドがTADT+n’×TRFW時間(TADTはアクティブディレイタイムと呼ばれる所定の時間であって、前記初期遅延時間TIDTより短い時間、n’は乱数)連続して検出されなかったときに出力が開始された電磁波を送信データで変調した第2の電磁波を介して送信される、前記ターゲットの属性を含むレスポンスを受信する工程 をさらに含み、 前記パッシブモードの通信を開始する場合、 前記コマンドを送信する工程において、前記イニシエータに近接する位置に存在する前記ターゲットを特定するためのコマンドを送信し、 前記ターゲットが、前記イニシエータからの電磁波を負荷変調することにより送信する、前記ターゲットを特定するためのコマンドに対するレスポンスを受信する工程 をさらに含む ことを特徴とする近接通信方法。
IPC (3件):
H04B7/26 ,  G06K17/00 ,  G06K19/07
FI (4件):
H04B7/26 R ,  G06K17/00 F ,  H04B7/26 M ,  G06K19/00 H
Fターム (14件):
5B035BB09 ,  5B035CA23 ,  5B058CA17 ,  5B058CA23 ,  5K067AA21 ,  5K067AA34 ,  5K067BB33 ,  5K067DD17 ,  5K067DD23 ,  5K067DD24 ,  5K067EE02 ,  5K067EE12 ,  5K067EE25 ,  5K067EE35
引用特許:
出願人引用 (1件)

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