特許
J-GLOBAL ID:200903047888253213

減衰力可変ダンパ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 天野 泉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-099616
公開番号(公開出願番号):特開平8-268026
出願日: 1995年03月31日
公開日(公表日): 1996年10月15日
要約:
【要約】【目的】 定期点検を待つことなく、コンピュータ制御による減衰力可変ダンパの異常発生を自己診断して外部に知らせる。【構成】 減衰力制御回路8に介装した絞り22と比例バルブ23aの合成絞り抵抗を、制振側の横振れ速度信号U1,U2とダンパ本体6の伸縮速度信号V1,V2および変位信号W1,W2に基いてコンピュータ32で制御しつつ、アンロードバルブ29と併せて振動発生側と制振側に発生する横振れ振動を制振するようにした減衰力可変ダンパ3において、上記減衰力制御回路8の上流側に圧力センサ30を設けて当該部分の作動流体圧力を実測値である流体圧力信号Pとして検出すると共に、これを減衰力制御回路8の合成絞り抵抗とダンパ本体6の伸縮速度信号V1,V2に基いてコンピュータで算出した作動流体圧力の計算値と比較し、これら実測値と計算値の差が所定値を越えたときにコンピュータ32が異常と判断してエマージェンシ信号Eを発信する。
請求項(抜粋):
ダンパ本体として一方向流れのストロークセンシングシリンダを用い、当該ストロークセンシングシリンダからリザーバに向う減衰力制御回路中に介装した合成絞りの抵抗値を、制振側における両方向への速度信号とストロークセンシングシリンダの伸縮速度信号および変位信号に基いてコンピュータで制御しつつ、アンロードバルブと併せて振動発生側と制振側間に生じた相対振動を制振するようにした減衰力可変ダンパにおいて、上記減衰力制御回路における絞りの上流側に圧力センサを設けて当該部分の作動流体圧力を実測値である作動流体圧力信号として検出し、この作動流体圧力信号に基づく作動流体圧力の実測値をコンピュータで制御した減衰力制御回路の合成絞り抵抗値とストロークセンシングシリンダの伸縮速度信号に基いてコンピュータで算出した作動流体圧力の計算値と比較し、これら作動流体圧力の実測値と計算値の差が所定値を越えたときに異常と判断して、コンピュータからエマージェンシ信号を発信するようにしたことを特徴とする減衰力可変ダンパ。

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