特許
J-GLOBAL ID:200903047908614579

車両用暖房装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-258421
公開番号(公開出願番号):特開平10-100645
出願日: 1996年09月30日
公開日(公表日): 1998年04月21日
要約:
【要約】【課題】 車両走行の安全性を損なうことなく、エンジンEおよびVベルト6に加わるトルクを軽減することにより、Vベルト6の滑りによるベルト鳴き音等の騒音の発生を抑えると共に、ビスカスヒータ4の各部の耐久性の低下を抑えることのできる車両用空気調和装置1を提供する。【解決手段】 コンプレッサのエアコンクラッチがオンされている場合には、ビスカスヒータ4による暖房能力の向上が要望されても、ビスカスクラッチ7をオフしてビスカスヒータ4のロータにエンジンEの回転動力を伝えないようにし、且つコンプレッサにはエンジンEの回転動力を伝えるようにした。これにより、エンジンEおよびVベルト6に加わるトルクを軽減できるので、エンジンEの燃料消費率が低下し燃料経済性が向上した。また、コンプレッサの運転が継続されるので、フロント窓ガラスの曇りの除去が行えるので、車両走行の安全性を損なうことはない。
請求項(抜粋):
(a)車室内に向かって空気を吹き出す吹出口を有するダクトと、(b)このダクト内を流れる空気を冷媒と熱交換して冷却する冷媒蒸発器と、(c)駆動源の回転動力が加わると回転する回転体を有し、この回転体に回転動力が加わると前記冷媒蒸発器より吸入した冷媒を圧縮する冷媒圧縮機と、(d)前記ダクト内を流れる空気を暖房用熱源装置で加熱された熱媒体と熱交換して加熱する暖房用熱交換器と、(e)駆動源の回転動力が加わると回転するロータ、およびこのロータに回転動力が加わると剪断力が作用されて熱を発生する粘性流体を内部に収納した発熱室を有し、この発熱室内の粘性流体の発生熱により前記暖房用熱源装置から前記暖房用熱交換器に供給される熱媒体を加熱する剪断発熱器と、(f)前記駆動源の回転動力を前記剪断発熱器のロータおよび前記冷媒圧縮機の回転体に伝達する動力伝達手段と、(g)前記動力伝達手段を制御して前記冷媒圧縮機の回転体を前記駆動源により回転駆動している時に、前記剪断発熱器のロータを停止するように前記動力伝達手段を制御する暖房制御手段とを備えた車両用暖房装置。

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