特許
J-GLOBAL ID:200903047928266640

電気車の過負荷防止装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 永井 冬紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-203512
公開番号(公開出願番号):特開平11-055803
出願日: 1997年07月29日
公開日(公表日): 1999年02月26日
要約:
【要約】【課題】 モーターロック時に出力トルクを急に低下させずにインバーターの過負荷を防止する。【解決手段】 フィン温度検出値Tsに基づいて各スイッチング素子T1〜T6の接合部温度を推定するとともに、磁極位置検出値θに基づいて導通相を特定し、予め設定された接合部温度に対するトルク制限値のマップから、導通相のスイッチング素子の接合部温度推定値に応じたトルク制限値を演算する。そして、モーター回転検出値Neが所定値よりも小さく、且つ、トルク指令値Tr*が所定値よりも大きい時に、トルク制限値によりトルク指令値Tr*を制限し、制限後のトルク指令値Tr*に応じて導通相のスイッチング素子の電流を制御する。さらにこの時、回転検出手段によりモーターの逆転が検出された場合には、特定された相の2つ前の相を新たに導通相とする。
請求項(抜粋):
複数のスイッチング素子によりバッテリーの直流電力を交流電力に変換してモーターを駆動するインバーターと、トルク指令値に応じて各スイッチング素子の電流を制御する電流制御手段と、スイッチング素子冷却用フィンの温度を検出する温度検出手段と、前記フィン温度検出値に基づいて各スイッチング素子の接合部温度を推定する温度推定手段と、モーターの磁極位置を検出する磁極位置検出手段と、前記磁極位置検出値に基づいて導通相を特定する導通相特定手段と、予め設定された接合部温度に対するトルク制限値のマップから、前記導通相のスイッチング素子の前記接合部温度推定値に応じたトルク制限値を演算するトルク制限値演算手段と、モーターの回転を検出する回転検出手段と、前記回転検出値が所定値よりも小さく、且つ、前記トルク指令値が所定値よりも大きい時に、前記トルク制限値により前記トルク指令値を制限する指令値制限手段とを備えた電気車の過負荷防止装置であって、前記回転検出値が所定値よりも小さく、且つ、前記トルク指令値が所定値よりも大きい時に、前記回転検出手段によりモーターの逆転が検出された場合には、前記導通相特定手段により特定された相の2つ前の相を新たに導通相とする導通相制御手段を備えることを特徴とする電気車の過負荷防止装置。
IPC (6件):
B60L 3/06 ,  B60L 3/00 ,  B60L 9/18 ,  H02H 6/00 ,  H02H 7/122 ,  H02P 6/12
FI (6件):
B60L 3/06 C ,  B60L 3/00 J ,  B60L 9/18 J ,  H02H 6/00 A ,  H02H 7/122 Z ,  H02P 6/02 371 P

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