特許
J-GLOBAL ID:200903048003729069

エチレンの回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 押田 良久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-033024
公開番号(公開出願番号):特開平7-278020
出願日: 1995年01月30日
公開日(公表日): 1995年10月24日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 開回路混合冷媒サイクルによる効率的エチレン回収技術を提供。【構成】 エチレン、水素およびメタン混合ガスからのエチレン回収工程の冷却工程がa)低温供給ガス凝縮帯域で水素、メタン、エタンおよびエチレン混合ガスを冷却し供給成分の凝縮液流と軽質ガス流を得る工程、b)該凝縮液流を混合冷媒冷却帯域で低温工程流と間接熱交換させて過冷却凝縮液流を得る工程、c)該凝縮液流の第1分流をフラッシュした冷媒流を加温し一部以上を部分蒸発させる間接熱交換により脱メタン塔でオーバーヘッド凝縮器冷媒出口流を得る工程、d)過冷却凝縮液流の第2分流をフラッシュした冷媒流を凝縮帯域で間接熱交換によりエチレン含有混合ガスを冷却して一部凝縮に必要な冷媒の一部以上の供給に使用して凝縮帯域を加温して過冷却凝縮液流の第2分流の一部以上を蒸発させ、凝縮帯域出口側冷媒蒸気流を得る工程からなるエチレン回収方法。
請求項(抜粋):
エチレン、水素およびC1〜C3の炭化水素を含む供給混合ガスを圧縮冷却して該供給ガスの一部を凝縮する工程、該凝縮供給ガスを1つ以上の脱メチル塔で分溜して主として水素とメタンからなる軽質オーバーヘッド製品を得る工程、該脱メチル塔からの底部流を分溜してエチレン製品とC2およびより重質炭化水素を含有流を得る工程とからなるエチレンの回収工程サイクルにおいて、該工程サイクル中における冷却工程が、(a) 低温供給ガス凝縮帯域(101)において水素、メタン、エタンおよびエチレンからなるエチレン含有供給混合ガスを冷却することにより少くとも1種の供給成分からなる供給ガス凝縮液流(5)と軽質ガス流(3)とを得る工程、(b) 該供給ガス凝縮液流(5)を、混合冷媒冷却帯域(107)において1つ以上の低温工程流と間接熱交換させることにより過冷却して過冷却凝縮液流(11)を得る工程、(c) 該過冷却凝縮液流(11)の第1分流(13)をフラッシュして得られた冷媒流(15)を、該冷媒流(15)を間接熱交換により加温して少くともその一部を部分蒸発させて該脱メタン塔の少くとも1つにおけるオーバーヘッド凝縮器の冷却のために使用し、脱メタン塔におけるオーバーヘッド凝縮器出口側冷媒流(17)を得る工程、および、(d) 該過冷却凝縮液流(11)の第2分流(19)をフラッシュして得られた冷媒流(7)を、該低温供給ガス凝縮帯域(101)において間接熱交換によりエチレン含有混合供給ガスを冷却してその一部を凝縮するのに必要な冷却の少くとも一部を与えるために使用し、該第2分流(19)を加温してその少くとも一部を蒸発させ、低温供給ガス凝縮帯域出口側冷媒蒸気流(9)を得る工程、からなるようにしたことを特徴とするエチレンの回収方法。
IPC (3件):
C07C 11/04 ,  C07C 7/09 ,  C07B 63/00

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