特許
J-GLOBAL ID:200903048019098670

自動定速走行装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小塩 豊
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-171863
公開番号(公開出願番号):特開平7-025265
出願日: 1993年07月12日
公開日(公表日): 1995年01月27日
要約:
【要約】【目的】タップアップ指令信号またはタップダウン指令信号が発生しタップアップ制御またはタップダウン制御が行われている際にキャンセル指令信号の発生があったら、乗員の認識が明確な値に記憶車速の更新を行っておくことにより乗員に対して違和感を与えることのない制御を行える自動定速走行装置を提供する。【構成】制御手段8により、タップアップ指令信号またはタップダウン指令信号の発生毎に現車速を上げまたは下げて記憶車速を更新し、現車速が記憶車速に到達する前にキャンセル指令信号が発生したとき、そのとき車速記憶手段により記憶されている記憶車速をタップダウン指令信号またはタップアップ指令信号によりタップダウン制御またはタップアップ制御が開始されたときの記憶車速で更新を行う自動定速走行装置1。
請求項(抜粋):
現車速に比例した車速信号を発生する車速センサと、乗員の操作によりクルーズ指令信号を発生するとともに、定速走行中に、乗員により一定時間以上オン操作された後にオフ操作されるとオン操作時間に対応して現車速を下げて記憶車速を更新するためのコースト指令信号を発生し、且つ定速走行中に乗員の所定時間内のオン操作とオフ操作により現車速あるいは記憶車速を下げて記憶車速を更新するためのタップダウン指令信号を発生するセットコーストスイッチと、定速走行中に、乗員により一定時間以上オン操作された後にオフ操作されるとオン操作時間に対応し現車速を上げて記憶車速を更新するためのアクセラレート指令信号を発生するとともに、定速走行中に乗員の所定時間内のオン操作とオフ操作により現車速あるいは記憶車速を上げて記憶車速を更新するためのタップアップ指令信号を発生し、且つ定速走行のキャンセル時に乗員のオン操作によりキャンセル以前の定速走行に復帰させるためのリジューム指令信号を発生するリジュームアクセラレートスイッチと、アクチュエータ駆動信号によりスロットルバルブを開側または閉側に駆動するアクチュエータと、キャンセル指令信号を発生するキャンセル要素と、前記アクチュエータに電源から電流を供給し、またはその電流を遮断するスイッチング手段と、前記セットコーストスイッチが発生するクルーズ指令信号に応答して、前記車速センサが発生した車速信号を記憶し、記憶車速信号を発生する車速記憶手段を有し、前記セットコーストスイッチがクルーズ指令信号を発生すると、車速センサが発生する車速信号と前記車速記憶手段が発生する記憶車速信号とを比較し、定速走行制御を行うとともに、タップアップ指令信号の発生に応答して所定の値だけ現車速あるいは記憶車速を上げて記憶車速を更新し、タップダウン指令信号の発生に応答して所定の値だけ現車速あるいは記憶車速を下げて記憶車速を更新し、キャンセル指令信号によりアクチュエータ駆動信号をカットして定速走行をキャンセル状態とするマイクロコンピュータを備えた制御手段をそなえている自動定速走行装置であって、制御手段は、定速走行中にリジュームアクセラレートスイッチまたはセットコーストスイッチのオンによりタップアップ指令信号またはタップダウン指令信号を発生し、タップダウン制御あるいはタップダウン制御を開始したときの現車速を車速記憶手段により記憶し、タップアップ指令信号またはタップダウン指令信号の発生により現車速あるいは記憶車速を上げまたは下げて更新した記憶車速に現車速が収束する前にキャンセル指令信号が発生したとき、そのとき車速記憶手段により記憶されている記憶車速をタップダウン制御またはタップアップ制御が開始したときの記憶車速で更新を行うことを特徴とする自動定速走行装置。

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