特許
J-GLOBAL ID:200903048049229940

インクジェット記録装置の駆動方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 喜三郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-199815
公開番号(公開出願番号):特開平9-039229
出願日: 1995年08月04日
公開日(公表日): 1997年02月10日
要約:
【要約】【課題】 隙間を開けて対向配置したインク室底面を形成している振動板と対向壁の間に電圧を印加して、クーロン力で振動板を対向壁の側に撓めてインク滴の吐出を行う形式のインクジェットヘッドにおいて、インクノズル径よりも小さなインク小滴を吐出させて高品位画像を印字可能にすること。【解決手段】 インクジェッドヘッド1のインク室5の底壁は振動板51として機能し、この一部分には、対向壁表面92から他の部分よりも離れた難変位領域51aが形成されている。振動板51を急激に対向壁表面92に吸引してインク室内にインク圧を発生させ、これにより発生するインク圧力波動によって難変位領域の振動板部分51aを対向壁方面92に変位させ、これにより発生する短周期のインク圧波動を利用して、インクノズル11から内方に引き込まれたインクメニスカス31の中央からインク小滴32を分断して噴射させる。
請求項(抜粋):
インクを吐出するインクノズルと、このインクノズルに連通していると共にインクを保持しているインク室と、このインク室にインクを供給するインク供給路と、前記インク室を区画形成している周壁に形成され、面外方向に弾性変位可能となっている振動板とを有し、前記インク室の外側において前記振動板に対して隙間を置いて対向板を配置し、この対向板および前記振動板に対向電極を形成し、これら対向電極間の充放電を行うことにより、前記インクノズルからインク滴を吐出させるインクジェット記録装置の駆動方法において、前記振動板の一部を、それ以外の振動板の部分に比べて、前記対向板の側に変位させることが困難な難変位領域となるように構成し、前記対向電極の間の充電を行い、前記難変位領域以外の前記振動板の部分を前記対向板の側に吸引して密着させた状態を形成し、これにより前記インク室内に発生するインク圧力波動によって前記振動板の難変位領域を前記対向壁表面の側に変位させて微少なインク圧力波動を発生させることにより、前記インクノズルの内方に引き込まれたインクメニスカスからインク小滴を分断して噴射させ、しかる後に、前記インク室内のインク圧振動を充分に緩和できるように、前記対向電極間に蓄えられた電荷の放電を徐々に行うことを特徴とするインクジェット記録装置の駆動方法。
IPC (2件):
B41J 2/045 ,  B41J 2/055
引用特許:
審査官引用 (4件)
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