特許
J-GLOBAL ID:200903048058781442

被膜付き鋼板等板厚の超音波測定方法とその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久高 稔
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-254186
公開番号(公開出願番号):特開平8-094343
出願日: 1994年09月26日
公開日(公表日): 1996年04月12日
要約:
【要約】【目的】 ニ振動子形探触子を用いた超音波測定時に反射波列順番が特定不能の板厚の表面反射波を測定可能とする被膜付き鋼板等板厚の測定技術を得ること。【構成】 被測定物から送信受信兼用振動子(T側)と受信用振動子(R側)が同時受信する反射波を増幅した後、R側受信反射波の特性から信号検知した板厚の底面反射波信号(B波)信号を用いたゲ-ト閉止を行って、T側受信の反射波波形信号中のB′信号を削除して、反射波列の最後に検知出来るようにした該波形の板厚の表面反射波(L波)を検出することによって、R側検知のB波と共に演算処理を可能にする鋼板等板厚の超音波測定法と、その実施用の、二振動子形探触子、パルス発生器、R側/T側受信反射波増幅用の各アンプ、ゲ-ト閉止用のゲ-ト制御回路とL波検出回路、クロック回路付設のカウンタ-回路、CPU、表示部とにより計測対象の反射波を検出可能にする超音波測定装置を構成した。【効果】 計測対象の信号自身を検知し、計測対象外の反射波に影響されない。
請求項(抜粋):
被測定物(A)の被膜(2)外面側から超音波パルスを発する二振動子形探触子(3)を用いて鋼板(1)等表面の反射波(L、B)を検出して計測する被膜付き鋼板等板厚の超音波測定方法であって、送信兼用振動子(5)によって受信した超音波パルスの反射波を増幅した後に、前記信号受信と同時に受信用振動子(4)によって受信、増幅して、検知した鋼板底面反射波(B)信号出力を、一方でパルス計測工程に伝送すると共に、他方でトリガ-信号として、送信兼用振動子(5)が受信した反射波列に対しゲ-ト閉止の制御操作を行って反射波列中の鋼板底面反射波(B)信号を削除し、削除した反射波列の最も最後に検知する信号を表面反射波(L)信号として検出して、パルス計測工程に伝送し、鋼板底面反射波(B)信号とを加えて後工程に出力するようにしたことを特徴とする被膜付き鋼板等板厚の超音波測定方法。
IPC (2件):
G01B 17/02 ,  G01N 29/10 501

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