特許
J-GLOBAL ID:200903048077818420

上肢骨プレート

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 一色 健輔 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-501846
公開番号(公開出願番号):特表2000-512186
出願日: 1997年06月13日
公開日(公表日): 2000年09月19日
要約:
【要約】骨プレートは、近位上腕骨のすべてのタイプの骨折、ただし、特に、近位上腕骨のすべての3-パーツ骨折と4-パーツ骨折および骨折脱臼に付随する問題を解決するように特に適合している。第1の骨プレート(30)は健康であって骨折していない近位上腕骨の輪郭に適応するための構成と配列である。骨プレート(30)は、細長い幹部分(32)と頭部(34)を含んでいる。幹部分(32)は、上腕骨の幹に骨プレートを固定するための骨ねじを受け入れるようになっている。頭部は、第1の頭部セクション(53)と第2の頭部(54)を含んでおり、第1の頭部(53)と第2の頭部(54)との間には鈍角が形成されている。第1と第2の頭部(53、54)は、幹部分の長手方向軸から横方向に離れるように、概ね反対である方向に延伸している。第2の頭部(54)は、近位上腕骨の頭部の多重骨折を固定するための横方向部分(86)を有する構成と配列であり、二頭筋腱を保存するため、二頭筋腱の近辺に横方向に延伸している。肩の肩峰突起の衝突を回避するため、第1の頭部(53)は、第2の頭部(54)に対して角度のあるギャップ(61)を形成している。もう一つの対の骨プレートは、遠位橈骨の背面側上の骨折を固定するように特に適合した骨プレート、および、遠位橈骨の手掌側上の骨折を固定するように特に適合した骨プレートを含んでいる。骨プレートは、骨折していない遠位橈骨の背面側と手掌側それぞれの解剖学的形状の輪郭に適応させるため、あらかじめ、形状が付けられている。
請求項(抜粋):
1.近位上腕骨を固定するための骨プレートであって、 貫通している少なくとも1個の穴を有し、前記近位上腕骨の幹に前記骨プレートを固定するための細長い幹部分と、 前記細長い幹部分から延伸し、第1の部分と第2の部分とを含む頭部とから成り、 前記第1の部分が、前記細長い幹部分の長手方向軸から外側横方向に、かつ前記細長い幹部分の長手方向軸に対して概ね直角に延伸しており、 前記第2の部分が、前記第1の部分とは概ね反対の方向に、前記細長い幹部分の長手方向軸から外側横方向に延伸するとともに、前記細長い幹部分と概ね反対の方向に延伸する延長部分を含んでおり、前記第2の頭部部分の延長部分は、前記細長い幹部分の中心長手方向軸に対して概ね平行であるが、前記細長い幹部分の中心長手方向軸からは離間する線に沿って延伸する、近位上腕骨を固定するための骨プレート。2.前記第1の頭部の第1の縁部が前記細長い幹部分の長手方向軸に対して概ね直角に延伸し、前記第1の頭部の第1の縁部と鈍角を形成する前記延長頭部の第1の縁部が、肩の肩峰突起との衝突を回避するための構成と配置である請求項1記載の骨プレート3.前記延長部分が前記細長い幹部分に対して概ね反対の方向に、前記第1の頭部の第1の縁部を越えて延伸する、請求項2記載の骨プレート。4.前記鈍角が約135度である、請求項3記載の骨プレート。5.前記頭部の第1の部分の第2の縁部と前記細長い幹部分の第1の側とにより約135度の鈍角が形成される、請求項1記載の骨プレート。6.前記頭部の過半数が、前記細長い幹部分の面に対して概ね鈍角度を形成する面内を延伸する、請求項1記載の骨プレート。7.前記頭部が、骨折していない横方向近位上腕骨の解剖学的形状の曲面に実質的に適応する横方向断面曲面、および、前記近位上腕骨の大粗面の曲面に実質的に適応する長手方向断面曲面を有している、請求項1記載の骨プレート。8.前記頭部の第2の部分の外縁部が前記細長い幹部分に対して傾斜するとともに円滑なカーブをなす縁部を形成しており、前記外縁部が前記延長部分の第1の縁部と接合して、前記第2の頭部の延長部分の頂点を定め、前記頂点が前記細長い幹部分に対して概ね反対の方向を指している、請求項1記載の骨プレート。9.前記第2の頭部が、骨ねじを受け入れるための貫通している複数の穴を含んでおり、前記穴が、前記細長い幹部分の中心長手方向軸に対して概ね平行であるが、前記細長い幹部分の中心長手方向軸から離間した長手方向軸に沿って整合している、請求項1記載の骨プレート。10.前記第1の頭部が、骨ねじを受け入れるための貫通している複数の穴を含み、前記穴が、前記細長い幹部分の中心長手方向軸に対して概ね直角である長手方向軸に沿って整合している、請求項1記載の骨プレート。11.遠位橈骨の背面の骨折を固定するための骨プレートであって、 貫通している少なくとも1個の穴を有し、前記遠位橈骨の幹に対して前記骨プレートを固定するための細長い幹部分と、 前記細長い幹部分から延伸し、第1の部分と第2の部分とを含む頭部とから成り、 前記第1の部分が、前記細長い幹部分の長手方向軸から外側横方向に、かつ前記細長い幹部分の長手方向軸に対して概ね直角に延伸しており、 前記第2の部分が、前記細長い幹部分の長手方向軸から外側横方向に、かつ前記細長い幹部分の長手方向軸に対して概ね直角に延伸しており、 前記頭部が、前記遠位橈骨の背面の横方向と長手方向の断面曲面と実質的に同じである横方向断面形状と長手方向断面形状を有する、遠位橈骨の背面の骨折を固定するための骨プレート。12.前記頭部が、貫通している複数の穴の第1の列と貫通している複数の穴の第2の列とを含み、前記穴の第1の列と第2の列とは相互に蜜に隣接するとともに、前記頭部の端縁部に対して概ね平行であり、前記細長い幹部分の長手方向軸に対して概ね横方向にある、請求項11記載の骨プレート。13.遠位橈骨の手掌側の骨折を固定するための骨プレートであって、 貫通している少なくとも1個の穴を有し、前記遠位橈骨の幹に対して前記骨プレートを固定するための細長い幹部分と、 細長い幹部分から延伸し、第1の部分と第2の部分とを含む頭部とから成り、 前記第1の部分が、前記細長い幹部分の長手方向軸から外側横方向に、かつ前記細長い幹部分の長手方向軸に対して概ね直角に延伸しており、 前記第2の部分が、前記細長い幹部分の長手方向軸から外側横方向に、かつ前記細長い幹部分の長手方向軸に対して概ね直角に延伸しており、 前記頭部が、前記遠位橈骨の手掌側の横方向と長手方向の断面曲面と実質的に同じである横方向断面形状と長手方向断面形状とを有する、遠位橈骨の背面の骨折を固定するための骨プレート。14.前記頭部が、それによって概ね定められる第1の平面を含み、前記頭部が、該頭部の遠位端と第1の側の縁部との接合によって定められる頂点部分を含み、前記第1と第2の平面が約150度の第1の鈍角を形成するよう、前記頂点部分が第2平面内を延伸し、前記第1の鈍角は、前記頭部と前記細長い幹部分との接合によって定められる第2の鈍角に対して概ね反対である方向に面している、請求項13記載の骨プレート。
IPC (2件):
A61B 17/58 310 ,  A61B 17/58 315
FI (2件):
A61B 17/58 310 ,  A61B 17/58 315
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 脊椎支持具
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-328412   出願人:ハウメディカ・ゲーエムベーハー
  • 特開平4-231948
  • 特開平3-012145
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