特許
J-GLOBAL ID:200903048082809382

吸収式空調装置の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-015432
公開番号(公開出願番号):特開平11-211185
出願日: 1998年01月28日
公開日(公表日): 1999年08月06日
要約:
【要約】【課題】 暖房運転から冷房運転への切替え時に、確実な作動を維持する。【解決手段】 冷房運転時には冷媒液が冷媒液貯留部53に貯留されるため、吸収器3から高温再生器1へ供給される吸収液の濃度が高くなる。暖房運転時には冷暖切替え弁6を開弁して、高温再生器1から蒸発器4内へ吸収液を供給する。冷房運転の開始時に、前回の運転が暖房運転であったか否か判別し、冷房運転であった場合には、吸収液ポンプP1の回転数を高温再生器1内の吸収液温度に応じた通常制御回転数に制御し、暖房運転であった場合には吸収液ポンプP1の回転数を、通常制御回転数より所定回転数だけかさ上げした増加制御回転数に制御する。暖房運転後には、高温再生器1内の吸収液濃度が低下していて、高温再生器1内の吸収液温度に対して圧力が高いが、吸収液ポンプP1の回転数が高くなるため、確実に吸収液を高温再生器1内へ供給できる。
請求項(抜粋):
冷媒を含む吸収液を加熱手段により加熱して吸収液から冷媒蒸気を分離させる再生器と、該再生器によって分離した前記冷媒蒸気を冷却して凝縮させるとともに、凝縮によって生じた冷媒液を貯留する冷媒液貯留部が設けられた凝縮器と、該凝縮器の前記冷媒液貯留部に貯留された冷媒液を低圧下で蒸発させて冷却源とする蒸発器と、前記再生器で前記冷媒蒸気が分離された吸収液に、前記蒸発器で蒸発した冷媒蒸気を吸収させる吸収器と、前記吸収器から前記再生器へ吸収液を戻すための吸収液ポンプとから吸収サイクルを形成し、室内機に設けられた空調用熱交換器との間で冷温水を循環させるための冷温水循環回路を形成した熱交換用配管を前記蒸発器内に配するとともに、冷房運転と暖房運転とを切り替えるための冷暖切替え弁を備えた暖房用吸収液流路により前記再生器と前記蒸発器とを接続した吸収式空調装置であって、冷房運転時には前記冷暖切替え弁を閉弁制御し、暖房運転時には前記冷暖切替え弁を開弁制御することによって、冷房運転と暖房運転とを切替える運転制御手段を具備する吸収式空調装置の制御装置において、前記運転制御手段は、前記再生器の吸収液温度を検知する吸収液温度検知手段と、冷房運転の開始時に、前回終了された運転が暖房運転か否かを判別する暖房運転終了判別手段とを備え、前記暖房運転終了判別手段により前回終了された運転が冷房運転であると判別された場合には、冷房運転の初期制御において、前記吸収液ポンプの回転数を、前記吸収液温度検知手段に検知される吸収液温度に基づいて決定される通常制御回転数に制御し、前記暖房運転終了判別手段により前回終了された運転が暖房運転であると判別された場合には、冷房運転の初期制御において、前記吸収液ポンプの回転数を、前記吸収液温度検知手段に検知される吸収液温度に基づいて決定される前記通常制御回転数より所定回転数高い増加制御回転数に制御することを特徴とする吸収式空調装置の制御装置。
IPC (2件):
F24F 11/02 ,  F24F 11/02 102
FI (2件):
F24F 11/02 R ,  F24F 11/02 102 R

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