特許
J-GLOBAL ID:200903048091944403

浮標に基づく波力利用装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 八木田 茂 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-509864
公開番号(公開出願番号):特表平8-502111
出願日: 1993年09月23日
公開日(公表日): 1996年03月05日
要約:
【要約】本発明は浮標ベースの波発電機用装置に関するもので、本装置においては浮標は海底に係留されたシリンダ/ピストン装置とともに作用し、また、シリンダ/ピストン装置はシリンダ/ピストン棒のピストン(32)とおそらくはピストン棒(33)の中を流体が貫いて流れることを可能にする弁装置(34,35)を備えており、圧力が浮標(30)の上方移動の間シリンダ/ピストン装置の一つのチャンバー(37)の中で形成され、同時に吸引がスノーケルまたは一点集中流入装置(30’,44,47)を経由して、ピストンの頂面に隣接し、第二のチャンバー(36)を形成するシリンダの部分の中に向かって行われる。ピストン棒(33)は沈水浮標(29)または沈水部材(80)を備えており、海底ベース部材(40,81)に関節状にまたは可撓的に(46)連結されている。シリンダ(31)は浮標(30,55,67)に固定するか、または関節状(68)に連結することができる。浮標(30)は大きな波が来た時に水を受け入れる凹部/容器(42)を備えており、受け入れられた水は波のトラフの中に浮標が戻る間自己排水流路(43)を通って排水される。リニア誘導発電機を延長ピストン棒(85)とガイド・チューブ(87)の間の滑動部分、すなわち浮標の上に設置することができる。
請求項(抜粋):
浮標が、海底に係留されたシリンダ・ピストン装置と協働し、シリンダ・ピストン装置のピストンに、流体が流れることを可能にした弁装置を設け、 浮標が上方に動く時に、シリンダにおけるピストンのスカート部側にありピストン棒を囲んでいる圧縮部分に圧力を発生し、同時に、ピストンの頂面に隣接したシリンダの吸引部分に流体を吸引し、浮標及びシリンダが下方へ移動している間に、吸引した流体をシリンダの吸引部分からシリンダの圧縮部分に移動するようにした浮標を基礎とした波力利用装置において、シリンダがその下端に鋳造成形された調節重量物を有し、浮標をシリンダに固定、関節接合又はフレキシブルに連結し、ピストン棒を海底ベース部材又は海底の何れかに関節接合又はフレキシブルに連結し、ピストン棒が、浮標・シリンダが下方へ移動する時にピストン及びピストン棒に作用する摩擦力及び圧力に耐えうる十分な浮力を有する沈水式浮標を有するか、又はピストン棒を、海底に配置された沈水重量部材上に配置し、その沈水重量部材を浮標の最大浮力より重くしたことを特徴とする浮標に基づく波力利用装置。

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