特許
J-GLOBAL ID:200903048119108142

電子写真感光体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-178814
公開番号(公開出願番号):特開平5-002277
出願日: 1991年06月24日
公開日(公表日): 1993年01月08日
要約:
【要約】【目的】 感度が優れ、残留電位の小さい良好な電子写真感光体および感光体に使用できる新規スチルベン化合物を提供する。【構成】 導電性支持体上に、次式(I) で示されるインジゴイド化合物と感光材として使用できるスチルベン化合物、エナミン化合物及び/又はヒドラジン化合物を含有する感光層を設けたことを特徴とする電子写真感光体。【化1】(式中、X1とX2はO、S、Se、-NH ;Ar1 とAr2 は未置換又は置換アリーレン)
請求項(抜粋):
導電性支持体上に感光層が設けられた電子写真感光体において、該感光層が、一般式(I)【化1】(式中、X1 及びX2 は同一又は異っていてもよく、O、S、Seあるいは-NHを表し、Ar1 及びAr2 は同一又は異っていてもよく、未置換の又はハロゲン原子、アミノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基あるいはアミド基の1種又は2種以上で置換された環構成炭素原子数が6〜22のアリーレン基を表わす。)で示されるインジゴイド化合物と、下記一般式(II)、(V)〜(IX)で示されるスチルベン化合物、エナミン化合物及びヒドラゾン化合物からなる群から選ばれる1種又は2種以上の化合物を含有することを特徴とする電子写真感光体。一般式(II)【化2】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 及びR6 は、同一又は異ってもよく、水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、アミノ基又はヒドロキシル基を示し、m、n、q及びrは0〜5の整数を示し、o及びpは0〜4の整数を示す。但し、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 及びR6 が同時に水素原子を示す場合を除く。)で示されるスチルベン化合物。一般式(V)【化3】〔式中、C′は炭素原子数1ないし4のアルキル基、所望によりハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基又は炭素原子数1ないし4のアルコキシ基又は次式:【化4】で表わされる基により置換されたアルアルキル基を表わし、式中、R11、R12、R13及びR14は同一又は異なって水素原子、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、炭素原子数2ないし8のジアルキルアミノ基、モノ-炭素原子数1ないし4のアルキル-モノアリールアミノ基、ジアリールアミノ基又は所望により炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基及び/又はハロゲン原子により置換されたジアルアルキルアミノ基を表わす。〕及び一般式(VI)【化5】〔式中、R15は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、フェニル基又は;炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基又は炭素原子数2ないし8のジアルキルアミノ基により置換されたか若しくはメチレンジオキシ橋を含むフェニル基を表わし、R16は所望により置換されたアリール基、又は縮合炭素環式若しくは複素環式芳香族基を表わし、R17は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、所望により置換されたアリール基又は炭素原子数2ないし8のジアルキルアミノ基を表わし、そしてZはフェニル基と窒素を連結する所望により置換されたエチレン基、トリメチレン基、酸素-又は硫黄-含有基を表わす。〕で示されるエナミン化合物。一般式 (VII)【化6】〔式中、R1 は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、フェニル基又は;ハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、炭素原子数1ないし6のジアルキルアミノ基若しくは環が炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、ニトロ基及びハロゲン原子から選ばれた少なくとも1種の置換基を有していてよいジアルアルキルアミノ基により置換されたフェニル基;を表わし、R2 は炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基若しくは炭素原子数2ないし8のジアルキルアミノ基により置換されていてよいナフチル基、アントリル基又はスチリル基;ピリジル基、フラニル基、又はチオフェニル基又は次式:【化7】(式中、R5 、R7 及びR9 は独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、炭素原子数2ないし8のジアルキルアミノ基、又はジフェニルアミノ基を表わし、R6 は水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、炭素原子数2ないし8のジアルキルアミノ基、モノ-炭素原子数1ないし4のアルキル-モノフェニルアミノ基又はジアルキルアミノ基若しくは環が炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、ニトロ基及びハロゲン原子から選ばれた少なくとも1種の置換基を有していてよいジアルアルキルアミノ基、又は炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基若しくは炭素原子数2ないし8のジアルキルアミノ基により置換されていてよいフェニル基を表わし、R8 は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基又は炭素原子数1ないし4のアルコキシ基を表わすか、又はR6 とR7 が結合してメチレンジオキシ基を表わす)で表わされる基を表わし、R3 は炭素原子数1ないし4のアルキル基、アリール基又は所望により炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基及び/又はハロゲン原子により置換されたアルアルキル基を表わし、R4 は炭素原子数1ないし4のアルキル基、アリール基又は所望によりハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基及び/又は炭素原子数1ないし4のアルコキシ基により置換されたアルアルキル基を表わし、そしてyは0又は1を表わす。〕;一般式(VIII)【化8】〔式中、R10は炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、アリール基、ヒドロキシル基及び/又はハロゲン原子により置換されていてよい炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わし、R11は水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、炭素原子数2ないし8のジアルキルアミノ基又はニトロ基を表わし、R12は炭素原子数1ないし4のアルキル基;炭素原子数1ないし4のアルキル基及び/又は炭素原子数1ないし4のアルコキシ基により置換されていてよいアリール基、又はアルアルキル基を表わし、R13は炭素原子数1ないし4のアルキル基、アリール基又はアルアルキル基を表わし、そしてyは0又は1を表わす。但し、R10がエチル基かつR12がフェニル基の場合、R13がアルキル基である場合を除く。〕:及び一般式(IX)【化9】〔式中、R14、R15、R16は同一でも異なっていてもよく水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし6のジアルキルアミノ基、ジフェニルアミノ基、モノアルキルフェニルアミノ基を表わし、Aは、フェニル基と窒素を連結するエチレン、トリメチレン又はフェニレン基を表わし、そしてyは0又は1を表わす。〕で示されるヒドラゾン化合物。

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