特許
J-GLOBAL ID:200903048156737397

トナーの製造方法及びその製造装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 豊田 善雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-258969
公開番号(公開出願番号):特開平7-092735
出願日: 1993年09月24日
公開日(公表日): 1995年04月07日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 結着樹脂を有する固体粒子の粉砕及び分級を効率よく行い所定の粒度を有する静電荷像現像用トナーを得るための製造方法を提供する。【構成】 結着樹脂等を含有する粉砕物を、強制渦を利用し遠心力によって分級する第1分級手段で粗粉と細粉とに分級し、粗粉を高圧気体により搬送し加速するための加速管と、粗粉を加速管内に供給するための粗粉供給口と、微粉砕するための粉砕室とを有し、粉砕室には、衝突部材と、衝突部材で粉砕された粗粉をさらに粉砕するための側壁が具備されている。衝突式気流粉砕手段により生成した微粉体を第1分級手段に循環し、分級された細粉は、第2分級手段である多分割分級域内に開口部を有する原料供給管中を流動する気流によって流速50m/秒〜300m/秒の速度で分級域に噴出させ、粒子の慣性力及び湾曲気流の遠心力によって分級し、粗粉体は粉砕もしくは第1分級手段に循環し、中粉体からトナーを製造する。
請求項(抜粋):
結着樹脂及び着色剤を少なくとも含有する混合物を溶融混練し、混練物を冷却し、冷却物を粉砕手段によって粉砕して粉砕物を得、得られた粉砕物を第1分級手段で粗粉と細粉とに分級し、分級された粗粉を衝突式気流粉砕手段により微粉砕して微粉体を生成し、生成した微粉体を第1分級手段に循環し、分級された細粉を第2分級手段に導入して、分級して得られた所定の粒径範囲の中粉体から静電荷像現像用トナーを製造する方法において、前記衝突式気流粉砕手段は供給された粗粉を高圧気体により搬送し加速するための加速管と、加速管の前段に位置し粗粉を加速管内に供給するための粗粉供給口と、粗粉を微粉砕するための粉砕室とを有し、粉砕室には、加速管の出口の開口面に対向して設けた衝突面を有する衝突部材と、衝突部材で粉砕された粗粉の粉砕物を衝突によりさらに粉砕するための側壁が具備されており、側壁と衝突部材の縁端部との最近接距離は、衝突面に対向する粉砕室前壁と衝突部材の縁端部との最近接距離よりも短く、衝突部材の衝突面と側壁において粗粉の粉砕及び粗粉の粉砕物のさらなる粉砕を行った後、強制渦を利用し遠心力によって分級する第1分級手段に循環し、第1分級手段で分級された細粉は、第2分級手段である少なくとも3つに分画されてなる多分割分級域内に開口部を有する原料供給管中を流動する気流によって流速50m/秒〜300m/秒の速度で分級域に噴出させ、該噴出気流中粒子の慣性力及びコアンダ効果による湾曲気流の遠心力によって、少なくとも粗粉領域、中粉領域及び微粉領域に分級し、第1分画域に所定粒径を超える粒子群を主成分とする粗粉体を分割捕集し、第2分画域に所定粒径範囲の粒子群を主成分とする中粉体を分割捕集し、第3分画域に所定粒径未満の粒子群を主成分とする微粉体を分割捕集し、分級された前記粗粉体を前記粉砕手段もしくは前記第1分級手段に循環することを特徴とするトナーの製造方法。
IPC (5件):
G03G 9/087 ,  B02C 19/06 ,  B02C 21/00 ,  B07B 7/086 ,  B07B 9/00

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