特許
J-GLOBAL ID:200903048169595516
超音波エネルギー密度測定法および測定装置およびこれを用いた超音波装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-003780
公開番号(公開出願番号):特開平8-193877
出願日: 1995年01月13日
公開日(公表日): 1996年07月30日
要約:
【要約】【目的】 容器内の音場を乱さず、かつ任意の大きさ、形状の容器中の超音波の平均エネルギー密度を測定する測定手法を提供すること。また、発熱源からの発熱、外界への熱の拡散を考慮することで、定常状態に達した音場の平均エネルギー密度を正確に測定する手法を提供すること。【構成】 超音波吸収の大きさの十分に異なり、かつ音速および密度が十分に近い二種類の試料を、音場を発生させる容器中に導入し、それらの超音波照射中の平衡に達したときの温度と、超音波を止めた後の温度降下を測定し、それらの測定結果から超音波の平均エネルギー密度を見積もる。
請求項(抜粋):
液体Sを入射部位に保持すること、保持された液体Sに超音波を入射すること、液体Sの温度が定常状態になったことを検出すること、定常状態における液体Sの温度Tを測定すること、次に超音波の入射を止めて液体Sの時間変化に対する温度降下を求めること、この温度降下の時間変化より液体Sの熱拡散定数Ksを求めること、前記液体Sを超音波吸収係数の異なる液体Wに置換すること、保持された液体Wに超音波を入射すること、液体Wの温度が定常状態になったことを検出すること、定常状態における液体の温度T’を測定すること、温度T’を用いて超音波振動子からの発熱Q0と液体Wの熱拡散Kwとの関係Q0=KwT’を求めること、次に超音波の入射を止めて液体Wの時間変化に対する温度降下を求めること、この温度降下の時間変化より液体Wの熱拡散定数Kwを求めること、さらに定数ρs(液体Sの密度)、vs(液体Sの音速)、V(容器中の液体Sの体積)、αs(液体Sの超音波吸収係数)を用い、(数1)【数1】により容器中の液体に導入される超音波の平均エネルギー密度Eacを求めることを特徴とする超音波のエネルギー密度測定法。
IPC (2件):
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