特許
J-GLOBAL ID:200903048190576955

記号計算システム及び方法、並びに並列回路シミュレーションシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 古溝 聡 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-127738
公開番号(公開出願番号):特開平11-328155
出願日: 1998年05月11日
公開日(公表日): 1999年11月30日
要約:
【要約】【課題】 線形連立方程式の求解における記号計算処理で、扱える係数行列の規模を大きくし、また、計算時間を短縮する。【解決手段】 求解対象となる線形連立方程式に対応する係数行列を、少なくとも1行ずつからなる複数の行集合に分割する。分割された行集合のそれぞれは、並列に処理されて、第1〜第n行集合に含まれている値が「0」でない要素のエントリが、それぞれに対応するエントリ集合E1〜Enに追加される(ステップS211〜S21n)。また、第i変数を消去するときに発生するフィルインを行集合毎に並列して求め、そのフィルインに対応するエントリをエントリ集合E1〜Enに追加する(ステップS251〜S25n)。そして、これらエントリ集合E1〜Enのすべてを用いて、係数行列を圧縮する(ステップS280)。
請求項(抜粋):
線形連立方程式の求解のための記号計算を行う記号計算システムであって、求解の対象となる線形連立方程式を示す行列を、それぞれ少なくとも前記行列の1行分からなる複数の行集合に分割する行列分割手段と、前記行列分割手段によって分割された複数の行集合のそれぞれに対応し、対応する行集合に含まれる値が0でない要素のエントリを、それぞれに対応するエントリ集合に追加する複数の第1のエントリ追加手段と、値が1から前記行列の行数まで順次変化される第1の変数が示す変数の消去時に必要となる演算回数が最小となる第2の変数を順次求めるピボット選択手段と、前記行列中の前記第1の変数が示す行と前記第2の変数が示す行、及び前記行列中の前記第1の変数が示す列と前記第2の変数が示す列とをそれぞれ交換するピボット交換手段と、前記複数の第1のエントリ追加手段のそれぞれに対応し、前記ピボット交換手段によって行及び列が交換された行列について変数の消去時に発生するフィルインを対応する行集合毎に求め、該フィルインのエントリを対応する第1のエントリ追加手段でそれぞれエントリが追加されたエントリ集合にさらに追加する複数の第2のエントリ追加手段と、前記第1、第2のエントリ追加手段によってエントリが追加された複数のエントリ集合を用いて、前記行列を圧縮する行列圧縮手段と、を備えることを特徴とする記号計算システム。
IPC (2件):
G06F 17/12 ,  G06F 17/50
FI (2件):
G06F 15/324 ,  G06F 15/60 662 G

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