特許
J-GLOBAL ID:200903048192692081

センタリングボルト又はナットによる固定構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-128335
公開番号(公開出願番号):特開平10-318233
出願日: 1997年05月19日
公開日(公表日): 1998年12月02日
要約:
【要約】【課題】 センタリングボルト又はナットの共通化を図りつつ、被締結部材間の固定を確実に行う。【解決手段】 被締結部材2の挿通穴2aの断面形状を、センタリングボルト3の大径部3bを挿通可能な径を有する円4と、ねじ軸3aのみを挿通可能な幅を有する長円5とを組み合わせたものとして構成する。そして、被締結部材1の取付穴1aと、挿通穴2aとのずれを、長円5の部分にねじ軸3aを貫通させることによって吸収し、ねじ軸3aを取付穴1aに螺合させる。この状態からセンタリングボルト3を締め込み、挿通穴の開口部に施した面取り6に当り面3cを当接させる。当り面3cは面取り6に案内され、ねじ軸3aを挿通穴2aにセンタリングする。そして、挿通穴2aの、断面が円形をなす部分4にセンタリングボルト3の大径部3bを嵌合させ、締結を完了する。
請求項(抜粋):
略円錐状の当り面を有するセンタリングボルト又はナットを用い、前記当り面によって被締結部材の挿通穴とのセンタリングを図りつつ複数の被締結部材同士を固定する構造であって、前記被締結部材の挿通穴の断面形状を、前記当り面の最大径部を挿通可能な径を有する円と、前記センタリングボルト又はナットに係るねじ軸のみを挿通可能な幅を有する長円とを組み合わせて構成し、かつ、該挿通穴の開口部には前記長円の範囲を超える面取りを施したことを特徴とするセンタリングボルト又はナットによる固定構造。

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