特許
J-GLOBAL ID:200903048197581660
コロイダルダンパー
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-305889
公開番号(公開出願番号):特開2006-118571
出願日: 2004年10月20日
公開日(公表日): 2006年05月11日
要約:
【課題】 疎水化多孔質体の表面に形成される疎水膜の厚さが最適化されたコロイダルダンパーを提供すること。 【解決手段】 コロイダルダンパー1は、液体11および疎水化多孔質体13を容器7の内部に収容した構造になっている。疎水化多孔質体13の表面は、頭部(HEAD)がCH3、胴部(BODY)がCH2で、-(BODY)m-(HEAD)と見なせる分子鎖を持つ有機疎水基で覆われている。この有機疎水基は、頭部(HEAD)および胴部(BODY)を構成する原子団のファンデルワールス半径に基づいて、頭部(HEAD)を半径RW=0.2(nm)の半球状、胴部(BODY)を半径RW=0.2(nm)の円柱状と想定可能な分子構造になっており、-(BODY)m-(HEAD)の分子鎖長hが、胴部(BODY)の接触角θB=105°との関係で、h>[-0.2/(2cos(105°))+0.24=0.63](nm)を満足する値とされている。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
親水性多孔質体を疎水性物質で表面処理することにより、疎水性を示すように改質された疎水化多孔質体と、親水性の液体と、前記液体と前記疎水化多孔質体との混合物を収容する容器と、外部からの圧力を前記容器内の混合物へと伝達して該混合物に作用する圧力を増減させる伝達手段とを備えており、前記伝達手段に作用する外部からの圧力に応じて、前記混合物に作用する圧力が増大すると、前記液体が前記疎水化多孔質体の細孔内へと浸入し、当該液体の浸入に伴って前記伝達手段に作用した外部からの圧力を減衰させるコロイダルダンパーであって、
前記疎水性物質は、前記親水性多孔質体の細孔表面に存在する水酸基中の水素を、有機疎水基に置換可能な化合物であり、
前記有機疎水基は、下記一般式(1)によって表され、頭部(HEAD)および胴部(BODY)を構成する原子団のファンデルワールス半径に基づいて、頭部(HEAD)を半径RWの半球状、胴部(BODY)を半径RWの円柱状と想定可能な分子構造になっており、-(BODY)m-(HEAD)の分子鎖長hが、前記胴部(BODY)の接触角θBとの関係で、h>[-RW/(2cosθB)+0.24](nm)を満足する値とされている
ことを特徴とするコロイダルダンパー。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (3件):
3J069AA50
, 3J069BB05
, 3J069BB10
引用特許:
出願人引用 (1件)
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コロイダルダンパ
公報種別:公開公報
出願番号:特願2002-204617
出願人:岩壷卓三, オイレス工業株式会社
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