特許
J-GLOBAL ID:200903048206415914

可変径プーリ用スタビライザ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 亀井 弘勝 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-248961
公開番号(公開出願番号):特開2001-074112
出願日: 1999年09月02日
公開日(公表日): 2001年03月23日
要約:
【要約】【課題】可変径プーリの動力伝達リングの振動を抑制するために、異物に対して密封できるスタビライザを利用する場合、動力伝達リング等が傷み易い。【解決手段】本スタビライザ3では、ベース4に立設した支軸5に回動アーム6のボス20を回動自在に、且つ軸方向に遊びを持って移動自在に支持する。ボス20の端面24,25と、支軸5に取り付けられたストッパ9とナット10との端面38,39との間に隙間28,29が形成され、隙間の総和量が適切な遊び量を確保する。回動アーム6は付勢部材8により付勢されつつローラ7を動力伝達リング206の外周面に押圧する。ボス20の両端の内周面26にシール部材17が設けられ、軸受ブッシュ16を密封する。調整機構により隙間量を調節でき、振動を防止できる最適な遊び量を確保できる。【効果】適切な遊びにより、振動を抑制でき且つ長寿命。ローラの硬さを80HRM〜100HVとすると、動力伝達リングとローラとがともに傷み難い。
請求項(抜粋):
可変径プーリの一対のプーリ主体間に偏心可能に挟持される動力伝達リングの振動を抑制するスタビライザにおいて、上記動力伝達リングの軸心に平行に延び、ベースに取り付けられる支軸と、第1および第2の端部を有し、支軸の周りに回動自在に支持されるボスを第1の端部に有する回動アームと、この回動アームの第2の端部に回動自在に支持され、動力伝達リングの外周面に摺接するローラと、このローラが動力伝達リングの外周面を押圧する方向に回動アームを付勢する付勢部材と、ボスの一対の端面との間に隙間を設けてそれぞれ対向すると共に支軸の軸方向に位置決めされた一対の対向部材とを備え、各対向部材と対応するボスの端面との間の隙間の総和量だけ、回動アームが支軸の軸方向に遊びを持って変位できるようにしてあり、ボスの軸方向の両端の内周面にそれぞれ設けられた一対のシール部材によって、ボスの内周面と支軸の外周面との間が密封されていることを特徴とするスタビライザ。
Fターム (4件):
3J050AA02 ,  3J050BA08 ,  3J050CD05 ,  3J050CE09

前のページに戻る