特許
J-GLOBAL ID:200903048297099955

車両用後輪舵角制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-117680
公開番号(公開出願番号):特開平5-310141
出願日: 1992年05月11日
公開日(公表日): 1993年11月22日
要約:
【要約】【目的】 前輪舵角の中立補正が完了する前においても的確に後輪を転舵制御することにより、エンジン始動後直ちに発進し、所定以上のスピードで旋回し始めた様な場合においても、当該旋回中の横滑りの発生を適切に防止すること。【構成】 相対的な値として前輪転舵量を検出し、中立補正によって絶対舵角に換算し、この絶対舵角と車両の車速に基づいて目標ヨーレイトを算出し、実際に検出される実ヨーレイトをこの目標ヨーレイトに一致させる制御をする装置であって、中立補正完了前と判定された場合には、車速Vと実ヨーレイトWaのみから後輪位置指令値を算出する第2の算出方法を選択する(ステッフ ゚701→702) 。一方、中立補正完了後は、前輪操舵角信号を用いた第1の後輪位置指令算出方法の方を選択する(ステッフ ゚701→703) 。算出方法が切り替わった際に、後輪に急転舵が発生しないよう、新たな算出方法への移行は徐々に実行する(ステッフ ゚704〜708) 。
請求項(抜粋):
後輪を転舵する後輪転舵手段と、車両の車速を検出する車速検出手段と、前輪の転舵量を検出する前輪転舵量検出手段と、前輪転舵の中立位置を算出する中立位置算出手段と、該算出された中立位置と前記検出された転舵量とに基づいて、前輪の絶対的な転舵角を算出する絶対転舵角算出手段と、旋回によって車両に生じる実際のヨーレイトを検出する実ヨーレイト検出手段と、該算出される前輪の絶対的な転舵角と前記検出される車速とを用いて、車両の旋回時における目標のヨーレイトを算出し、該目標のヨーレイトと前記実際のヨーレイトとを比較し、実際のヨーレイトと目標のヨーレイトとを一致させるのに必要な後輪転舵量を算出する後輪転舵量算出手段と、該算出された後輪転舵量に基づいて、前記後輪転舵手段を駆動制御する後輪転舵制御手段とを備える車両用後輪舵角制御装置において、前記中立位置算出手段による中立位置の算出が完了しているか否かを判定する算出完了判定手段と、該算出完了判定手段により中立位置の算出が完了していないと判定された場合には、前記後輪転舵量算出手段に代わって、車速と実際のヨーレイトとからヨーレイトの増大を抑制する後輪転舵量を算出する第2の後輪転舵量算出手段とを備えたことを特徴とする車両用後輪舵角制御装置。
IPC (4件):
B62D 6/00 ,  B62D101:00 ,  B62D113:00 ,  B62D137:00
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-038419
  • 特開平2-204180

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