特許
J-GLOBAL ID:200903048302785862

ポリアリーレンスルフィドの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡辺 喜平 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-012215
公開番号(公開出願番号):特開平7-207027
出願日: 1994年01月10日
公開日(公表日): 1995年08月08日
要約:
【要約】【目的】 不純物としてのアルカリ金属塩等の含有量が低く、高品質であるとともに、リチウムの回収再利用が可能な、効率的、かつ簡便なポリアリーレンスルフィドの製造方法を提供する。【構成】 非プロトン性有機溶媒、たとえばN-メチル-2-ピロリドン中に水酸化リチウムおよび非水酸化リチウムの固体状物、たとえばアルカリ金属塩化物またはアルカリ土類金属塩化物が含有された混合物中にイオウ化合物、たとえば硫化水素を吹き込み、アルカリ金属塩化物またはアルカリ土類金属塩化物を分離し、反応液の硫黄含有量を調整し、ジハロゲン化芳香族化合物、たとえばパラジクロロベンゼンを投入して重合し、最後に、アルカリ金属塩水酸化物、たとえば水酸化ナトリウムを加え、Liイオンを回収する。
請求項(抜粋):
非プロトン性有機溶媒中に水酸化リチウムおよび非水酸化リチウムの固体状物が含有された混合物中に、イオウ化合物およびジハロゲン化芳香族化合物を投入するポリアリーレンスルフィドの製造方法において、a)非プロトン性有機溶媒中に水酸化リチウムおよび非水酸化リチウムの固体状物が含有された混合物中に、液状または気体状のイオウ化合物を投入し、水酸化リチウムとイオウ化合物とを直接反応させる工程、b)非水酸化リチウムの固体状物を分離する工程、c)反応液の硫黄含有量を調整する工程、d)反応液中に、ジハロゲン化芳香族化合物を投入し重縮合させる工程、およびe)副生した塩化リチウムを含む反応液をアルカリ金属水酸化物またはアルカリ土類金属水酸化物と混合して水酸化リチウムを生成させる工程、を含むことを特徴とするポリアリーレンスルフィドの製造方法。

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