特許
J-GLOBAL ID:200903048316223450

減衰力可変ショックアブソーバ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤谷 修
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-132794
公開番号(公開出願番号):特開平6-115337
出願日: 1993年05月10日
公開日(公表日): 1994年04月26日
要約:
【要約】【目的】 減衰力可変ショックアブソーバ制御装置において、操縦安定性や乗り心地など重視すべき条件に基づいて制振と防振とを有効に実施すること。【構成】 制御バルブ60には縮み側専用孔66と伸び側専用孔67とが形成されており、制御バルブ60の回動により制御バルブ60内の副流路50と縮み側専用流路56、伸び側専用流路57を選択的に連通又は遮断することができる。本制御装置は、車体の運動に対し制振作用をする減衰力の大きさを車両の車速、前後方向加速度、横方向加速度、マニュアル設定に応じて切り替えることができる。又、車体の運動に対し制振作用状態に遷移するための閾値の大きさを車両の車速、前後方向加速度、横方向加速度、マニュアル設定に応じて切り替えることができる。これにより、本制御装置はスカイフックダンパに近い特性を実現しつつ、操縦安定性の確保、向上ができるという優れた効果がある。
請求項(抜粋):
作動流体が蓄えられたシリンダと、該シリンダ内に慴動自在に設けられ、該シリンダの内部を上部室と下部室とに区分けするピストン部材と、前記上部室から前記下部室への前記作動流体の流通のみを許容する少なくとも1つの第1の連通路と、前記下部室から前記上部室への前記作動流体の流通のみを許容する少なくとも1つの第2の連通路と、前記第1及び第2の連通路内に設けられ、一方の連通路の流路面積を一定としたまま他方の連通路の流路面積を変更するバルブ手段とを有する減衰力可変ショックアブソーバと、バネ上の上下方向速度を算出する速度算出手段と、縮み側減衰力を小さくしたまま伸び側減衰力を大きく設定する第1のモードと、伸び側減衰力を小さくしたまま縮み側減衰力を大きく設定する第2のモードと、伸び側及び縮み側減衰力を共に小さくする第3のモードとを有し、前記速度算出手段によって算出されるバネ上の上下方向速度に応じて前記バルブ手段を作動し前記第1のモードと前記第2のモードと前記第3のモードとを切り替えるモード切替手段と、車速を検出する車速検出手段、車両の挙動変化を推定する挙動変化推定手段、減衰力をマニュアル設定する減衰力指令手段のうち少なくとも1つの手段を有し、それより出力される信号に基づいて前記第1のモードの伸び側減衰力及び前記第2のモードの縮み側減衰力の大きさを可変する減衰力可変手段とを備えたことを特徴とする減衰力可変ショックアブソーバ制御装置。
IPC (2件):
B60G 17/015 ,  B60G 17/08

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