特許
J-GLOBAL ID:200903048317723391

FM-CWレーダ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 辰彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-301993
公開番号(公開出願番号):特開平7-151852
出願日: 1993年12月01日
公開日(公表日): 1995年06月16日
要約:
【要約】【目的】対象物の検出を行いつつ、定常的なノイズ成分のデータを検出すると共に該ノイズ成分を対象物の検出のために生成されるビート信号のデータから除去することができるFM-CWレーダ装置を提供する。【構成】定常的なノイズ成分の予測されるレベルと略等しいか又はそれ以上のスペクトルレベルを有するスペクトル分布データを初期データとして記憶保持するメモリ11と、電磁波の送受波時に得られるビート信号のスペクトル分布データとメモリ11のデータとを単位周波数間隔毎に比較し、小さい方のスペクトルレベルをその周波数における定常的なノイズ成分のスペクトルレベルとしてメモリ11のデータを更新する手段15と、更新されたノイズデータをビート信号のスペクトル分布データから引き去ってノイズ成分を除去する手段16とを備え、ノイズ成分を除去したビート信号のスペクトル分布データから対象物Aの相対距離Dを求める。
請求項(抜粋):
周波数を時間的に変調せしめた電磁波を繰り返し送波する手段と、該電磁波の送波時にその送波方向に存在する対象物からの反射波を受波する手段と、該電磁波の送波信号の一部と該反射波の受波信号とを混合することにより該対象物の現在の相対距離に対応する周波数を有するビート信号を生成する手段と、該ビート信号から定常的なノイズ成分を除去する手段とを具備し、該ノイズ成分を除去したビート信号の周波数から前記対象物の現在の相対距離を検出するFM-CWレーダ装置において、前記定常的なノイズ成分の予測されるレベルと略等しいか又はそれ以上のスペクトルレベルを有するスペクトル分布を初期データとして単位周波数間隔毎に記憶保持した記憶手段と、前記電磁波の送波時に生成された前記ビート信号を周波数分析することにより該ビート信号の単位周波数間隔毎のスペクトル分布を得る周波数分析手段と、前記記憶手段に記憶保持された前記定常的なノイズ成分のスペクトル分布の各周波数におけるスペクトルレベルを前記周波数分析手段により得られた前記ビート信号のスペクトル分布のスペクトルレベルと比較し、各周波数における両スペクトルレベルのうち、小さい方のスペクトルレベルを該周波数における定常的なノイズ成分のスペクトルレベルとして前記記憶手段のデータを更新するノイズデータ更新手段と、該ノイズデータ更新手段により更新された前記定常的なノイズ成分のスペクトル分布の各周波数におけるスペクトルレベルを前記周波数分析手段により得られた前記ビート信号のスペクトル分布の各周波数におけるスペクトルレベルから引き去ることにより前記ノイズ成分を除去したビート信号のスペクトル分布を得るノイズ除去手段と、該ノイズ除去手段により得られたビート信号のスペクトル分布を基に前記対象物の相対距離に対応する周波数を検出する対象物周波数検出手段とを備え、該対象物周波数検出手段により検出された周波数から前記対象物の相対距離を検出することを特徴とするFM-CWレーダ装置。
IPC (2件):
G01S 13/34 ,  G01S 7/292

前のページに戻る