特許
J-GLOBAL ID:200903048318808153

自動車の車体構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大島 陽一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-224303
公開番号(公開出願番号):特開2000-053018
出願日: 1998年08月07日
公開日(公表日): 2000年02月22日
要約:
【要約】【課題】 車体寸法のコンパクト化と乗員減速度の低減とをより一層高次元に両立し得る変形モードを実現可能な自動車の車体構造を提供する。【解決手段】 車体の前後方向に延びる筒状をなすと共に前側の大径部と後側の小径部とを有する反力発生用部材と、その開口に衝突時に当接してこれを徐々に拡げる拡開部と、その後この開口から連続的に破壊する返し部とを有するガイド部材とを有し、衝突初期に反力発生用部材の大径部の開口を徐々に拡げると共に連続的に破壊して小さなストロークで一時的に大きな初期反力を発生し、その後小径部を徐々に広げると共に連続的に破壊して大きなストロークで初期反力よりも低い反力を発生し続けることで、乗員減速度の低減に好ましい車体低減速度波形を実現し、従来よりもコンパクトな車体寸法に於ても傷害低減を達成することができる。また従来と同等のダイナミックストロークが車体構造的に得られる場合は大幅な乗員減速度の低減が可能となる。
請求項(抜粋):
衝突時に減速度の作用方向に沿う圧縮荷重を受ける構造を備える自動車の車体構造であって、車体の前後方向に延びる筒状をなすと共に前側の大径部と後側の小径部とを有する反力発生用部材と、衝突時に前記反力発生用部材の開口に当接してこれを徐々に拡げる拡開部と、その後前記開口から前記部材を連続的に破壊するための返し部とを有する変形ガイド部材とを有し、衝突初期に前記反力発生用部材の大径部の開口を徐々に拡げると共に連続的に破壊して小さなストロークで一時的に大きな初期反力を発生し、その後前記反力発生用部材の小径部を徐々に広げると共に連続的に破壊して大きなストロークで前記初期反力よりも低い反力を発生し続けるようになっていることを特徴とする自動車の車体構造。

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