特許
J-GLOBAL ID:200903048341581832

低降伏比高張力鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-059154
公開番号(公開出願番号):特開平6-271934
出願日: 1993年03月18日
公開日(公表日): 1994年09月27日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、引張り強度が60kgf/mm2 以下の、建築構造物等に用いられる低降伏比高張力鋼板を、生産性を阻害することなく、特性のばらつきも少なく製造する方法を提供する。【構成】 所定の成分範囲の鋼を熱間圧延後、オーステナイト分率が90%以下になるまで強制冷却し、引き続き昇温加熱を行うと、昇温中にフェライトが生成することを利用して、水冷条件によらず二相域昇温後に一定のフェライトを生成させ、板厚方向、板内において特性変動の少ない低降伏比高張力鋼を製造する。
請求項(抜粋):
C量が0.05〜0.20wt%で、以下の(1)式で示す炭素当量(Ceq.)の値が0.30〜0.45wt%で、かつ不純物元素として、P≦0.020wt%、S≦0.010wt%を満足する鋼片を950〜1250°Cの温度範囲に加熱し、熱間圧延に際し、900°C以下での累積圧下率50%以上の圧延を行い、板厚中心部のオーステナイト分率が90%以下になるまで5°C/s以上の冷却速度で冷却した後、引き続きAc1 変態点+20°C〜Ac3 変態点-20°Cまで昇温、加熱保持後、5〜30°C/sの冷却速度で強制冷却し、600〜400°Cで強制冷却を停止することを特徴とする低降伏比高張力鋼板の製造方法。 Ceq.=C(wt%)+Si(wt%)/24+Mn(wt%)/6+Ni(wt%)/40 +Cr(wt%)/5+Mo(wt%)/4+V(wt%)/14 .........(1)
IPC (3件):
C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/46

前のページに戻る