特許
J-GLOBAL ID:200903048357991828

適応等化器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柿本 恭成
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-106964
公開番号(公開出願番号):特開平9-294095
出願日: 1996年04月26日
公開日(公表日): 1997年11月11日
要約:
【要約】【課題】 適応等化器の伝送路の推定精度を向上して復調特性の劣化を防止する。【解決手段】 サンプリング処理部41は受信信号y(t)のサンプル値系列{yn } を求める。サンプル値系列{yn } はバッファ42から等化処理部43、伝送路推定部44A 及び遅延量推定部45へ出力される。等化処理部43はサンプル値系列{yn } と推定インパルス応答系列{Eht} から推定送信シンボル系列 {Exn } を求め、伝送路推定部44A はサンプル値系列{yn } と推定送信シンボル系列 {Exn } と推定誤差en から推定インパルス応答系列{Eht} を求める。遅延量推定部45は伝送路の遅延量EDelayをステップ・サイズ制御部44c へ出力する。誤差抽出部44a は、推定誤差en を求める。ステップサイズ制御部44c は遅延量EDelayをもとにステップ・サイズを制御し、タップ係数更新部44b は推定送信シンボルEx(n) 、推定誤差en 及びステップ・サイズによりタップ係数を更新する。
請求項(抜粋):
伝送路を介して入力される受信信号をサンプリングし、サンプル値系列を生成して一時保持するサンプル・ホールド部と、前記サンプル値系列と前記伝送路のインパルス応答の推定値とに基づいて送信シンボルの推定を行い、推定送信シンボル系列を生成する等化処理部と、前記サンプル値系列と前記推定送信シンボル系列とから推定誤差系列を抽出する誤差抽出部と、前記推定送信シンボル系列、前記推定誤差系列及び所定のステップ・サイズからリースト・ミーン・スクウェアアルゴリズムを用いてタップ係数の更新計算を順次行い、前記伝送路のインパルス応答の推定値を順次生成するタップ係数更新部とを、備えた適応等化器において、前記サンプル値系列から前記受信信号の遅延量を推定する遅延量推定部と、前記各タップ係数の更新の際、前記ステップ・サイズを前記受信信号の遅延量に比例させるステップ・サイズ制御部とを、設けたことを特徴とする適応等化器。

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