特許
J-GLOBAL ID:200903048364424475

プライマーシリーズ集団を使用する広い動的範囲の核酸検出

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川口 義雄 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-535080
公開番号(公開出願番号):特表平11-505126
出願日: 1996年05月17日
公開日(公表日): 1999年05月18日
要約:
【要約】本発明は、検査試料中に存在し得るターゲット配列の量を検出する方法を提供する。この方法は、検査試料中に存在し得るターゲット配列の相対濃度を検出するために、増幅反応で少なくとも二つのプライマーセットからなるプライマーシリーズ集団を使用する。プライマーセットは互いに異なる感度を有し、ターゲット配列の異なる部分からなるサブターゲット配列とハイブリダイズする。この方法は一般的には、ターゲット配列を含んでいる疑いのある検査試料とプライマーシリーズ集団と増幅反応の実施に必要な手段とをサイクルにかけ、増幅サブターゲット配列を検出することからなる。個々のプライマーセットによって生成された増幅サブターゲット配列の定量的検出に基づいて、ターゲット配列の相対量を決定することができる。
請求項(抜粋):
検査試料中のターゲット核酸配列の概算量を決定する方法であって、(a)前記検査試料を、前記ターゲット核酸配列の第一のサブターゲット部分とハイブリダイズできる第一のプライマーセットと、前記ターゲット核酸配列の第二のサブターゲット部分とハイブリダイズできる第二のプライマーセットとを含む核酸増幅反応混合物に接触させ、但し前記第一及び第二のサブターゲット部分は互いに異なり、前記第一及び第二のプライマーセットは、(i)前記第一のプライマーセットは必ず前記ターゲット核酸配列の第一の閾値濃度かそれ以上の濃度の時にのみ検出可能増幅物を生成することができ、(ii)前記第二のプライマーセットは必ず前記ターゲット核酸配列の第二の閾値濃度かそれ以上の濃度の時にのみ検出可能増幅物を生成することができ、且つ(iii)前記第一及び第二の閾値濃度が互いに異なるように、選択し、(b)得られた反応混合物を、検査試料がターゲット核酸配列をプライマーセットによる検出可能増幅物の生成が可能な閾値濃度又はそれ以上の濃度で含んでいる場合に、少なくとも一方のプライマーセットから検出可能増幅物を生成させるのに十分な増幅条件下におき、及び(c)前記反応混合物中で少なくとも一方のプライマーセットから増幅物が生成されたかどうかを検出して、検査試料がターゲット核酸配列を本質的に前記少なくとも一方のプライマーセットに対応する前記閾値濃度又はそれ以上の濃度で含んでいるかどうかを決定するステップを含む、前記方法。

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