特許
J-GLOBAL ID:200903048382215808
ジフェニルカーボネートをそのフェノール溶液から回収し精製する方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-203055
公開番号(公開出願番号):特開平6-172270
出願日: 1993年08月17日
公開日(公表日): 1994年06月21日
要約:
【要約】【目的】 ポリカーボネート樹脂を合成する上で有用な中間体としてのDPC(ジフェニルカーボネート)を、フェノールとの溶液中から回収して高純度に精製する方法を提供する。【構成】 フェノールを例えばカルボニル化/ホスゲン化した場合、出発物質であるフェノール自身と、目的物であるDPCと、の液相混合物は80〜180°Cの範囲内に在ることが多い。第1に、この液相混合物を、約50〜25°Cに冷却し、DPCとフェノールとの1:1モル比の結晶性アダクト(crystalline 1:1 molar adduct)を形成する。次に、このアダクトを回収して減圧下で180°C以下の温度に加熱して、アダクトからフェノールを分離する。得られるジフェニルカーボネートは実質的に純粋である。
請求項(抜粋):
(1)ジフェニルカーボネート約20乃至70重量%とフェノール約80乃至30重量%から成り、約80乃至180°Cの範囲内の温度にある液相混合物を約50乃至25°Cの範囲内の温度に冷却することによってジフェニルカーボネートとフェノールの結晶性1:1モル比アダクトを形成し、(2)(1)の1:1モル比の結晶性アダクトを回収し、そして(3)減圧下で1:1モル比の結晶性アダクトを180°Cまでの温度に加熱してフェノールを分離することより成るジフェニルカーボネートの精製法。
IPC (3件):
C07C 69/96
, C07C 68/06
, C07C 68/08
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