特許
J-GLOBAL ID:200903048391717069

メッセージ確認方法及び通信システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 合田 潔 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-177838
公開番号(公開出願番号):特開平7-107085
出願日: 1994年07月29日
公開日(公表日): 1995年04月21日
要約:
【要約】【目的】 侵害者によるメッセージの改ざんに対して2進加法的ストリーム暗号システムのための高速で安全なメッセージ認証を提供する。【構成】 第1段階では、送受信者間でキーが安全に交換される。このキーは次数nの2進既約多項式p(x)である。又、送信者及び受信者は秘密のランダム・ビットのストリームから成る暗号化キーを共有する。第2段階では、伸長メッセージを生成するために、送信者が単一の「1」のビットを先頭に、n個のビット「0」を末尾にメッセージMに付加する。送信者はキー多項式p(x)による伸長メッセージ多項式の除算をし、その多項式剰余を暗号化する。送信者はメッセージMと暗号化剰余を送信する。第3段階では、受信者は、受信暗号化剰余を復号し、先頭「1」とその剰余と受信メッセージMからなるビット・ストリームM'の2進多項式表現とキー多項式p(x)の間の除算の剰余を計算する。その剰余がゼロであるときのみ受信者は受信メッセージMを真正として受け入れる。
請求項(抜粋):
通信システムにおいて、送信者から受信者へ送信されるメッセージの信憑性を確認する方法であって、(a)上記送信者と上記受信者との間で、暗号化キーと次数nの既約多項式p(x)とを秘密に交換するステップと、(b)上記送信者によって送信される個々のメッセージMに対し、先頭に非ゼロ・ストリングと末尾にnビットを上記メッセージMに付加し、上記メッセージMのビットに対応する係数を有する多項式に対応する伸長メッセージM’を生成するステップと、(c)上記ステップ(a)で交換された上記多項式p(x)による、上記ステップ(b)で生成された上記伸長メッセージM’に対応する上記多項式の除算から、結果として生じる多項式剰余rを計算するステップと、(d)上記ステップ(a)で交換された上記暗号化キーを用いて、上記ステップ(c)で計算された上記剰余を暗号化するステップと、(e)上記メッセージと上記ステップ(d)で暗号化された上記剰余を送信するステップと、(f)上記ステップ(a)で交換された上記暗号化キーを用いて、送信された上記暗号化された剰余を、受信時に上記受信者により復号するステップと、(g)上記ステップ(f)で復号された剰余と受信メッセージmとを連結し、先頭に非ゼロ・ストリングを付加し、伸長受信メッセージm’を生成するステップと、(h)上記伸長受信メッセージm’の多項式表現と上記ステップ(a)で交換された上記多項式p(x)との間の除算の剰余rを計算するステップと、(i)上記ステップ(h)で計算された上記剰余が予め決められた値である場合のみ、上記受信メッセージmを真正であるとして受け入れるステップとを含むメッセージ確認方法。
IPC (3件):
H04L 9/06 ,  H04L 9/14 ,  G09C 1/00

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