特許
J-GLOBAL ID:200903048404186874

燐光体キャリア中に記憶された情報を読取る装置、及びX線カセット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江崎 光史 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-523567
公開番号(公開出願番号):特表2001-525549
出願日: 1998年11月24日
公開日(公表日): 2001年12月11日
要約:
【要約】 燐光体キャリア (15) 中に記憶された情報を読取る装置 (10,60) 、及びこの燐光体キャリア (15) とこのような装置を有するX線カセット(70)が提唱される。この本発明の装置 (10,60) は、1本の第1放射線(16)を放出し得る1つの放射線源(11;20,... ,29;30,... ,39;50,53;61)を有する。この燐光体キャリア(15)が1本の第2放射線(17)を放出するように、この燐光体キャリア(15)は、この第1放射線(16)によって露光可能である。この第2放射線 (17) は、この燐光体キャリア(15)中に記憶された情報の像を内包する。さらに、この装置(10,60)は、受信手段(12,62)を有する。この受信手段(12,62)は、この燐光体キャリア (15) から放出された第2放射線(17)を点ごとに受信するための多数の点要素(PD1,... ,PDn)を有する。この場合、この燐光体キャリア(15)の1個の点の第2放射線が、これらの点要素(PD1,... ,PDn)の各々の点によって受信可能である。
請求項(抜粋):
【請求項01】 燐光体キャリア(15)が記憶された像情報の少なくとも一部を内包する1本の第2放射線(17)を放出するように、この燐光体キャリア(15)が第1放射線(16)によって露光可能であるこの第1放射線(16)を放出する1つの放射線源(11;20,... ,29,30,... 39;50,53;61)と、燐光体キャリア(15) によって放出された第2放射線(17) を点ごとに受信する受信手段(12,62)とを有する、この燐光体キャリア( 15) 中に記憶された情報を線ごとに読取る装置において、この受信手段(12,62)は、多数の点要素(PD1,... ,PDn)を有し、これらの多数の点要素(PD1,... ,PDn)によってこの燐光体キャリア(15)から放出されたこの第2放射線(17)を同時に受信することを特徴とする装置。 【請求項02】 燐光体キャリア(15)の1本の線(40)に沿って配置された多数の、特に全ての点が、同時に露光可能であることを特徴とする請求項1に記載の装置。 【請求項03】 受信手段(12,62)は、光検出アレイ、特に電荷結合素子(CCD)アレイであることを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。 【請求項04】 放射線源(11;20,... ,29,30,... 39;50,53;61)は、多数の個別ビーム(S0,... ,S9)が生成可能であるように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置。 【請求項05】 放射線源は、多数のレーザーダイオード(11;LD1,... ,LDn;20,... ,29;61)を有し、それに等しい数の固有ビーム(S0,... ,S9)をこれらのレーザーダイオード(11;LD1,... ,LDn;20,... ,29;61)によって生成可能であることを特徴とする請求項4に記載の装置。 【請求項06】 放射線源(11,61)のレーザーダイオード(LD1,... ,LDn)の数が、受信手段(12,62)の点要素(PD1,... ,PDn)の数に等しく、これらの個々のレーザーダイオード(LD1,... ,LDn)及びこれらの個々の点要素(PD1,... ,PDn)は、それぞれ1本の線に沿って相並んで配置されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の装置。 【請求項07】 放射線源は、光を自然放出する光源(50)、特にハロゲンランプ又はガス放電ランプ、及びファイバ式放射線変換器(53)を有することを特徴とする請求項4に記載の装置。 【請求項08】 放射線源は、燐光体キャリア(15)の1本の線の延在方向(B)に沿って多数の固有ビーム(S0,... ,S9)を拡散させるための光学系(30,... ,39)を有することを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載の装置。 【請求項09】 光学系(30,... ,39)は、固有ビーム(S0,... ,S9)が線(40)の延在方向(B)に対して垂直方向(A)に焦点合わせ可能であることを特徴とする請求項8に記載の装置。 【請求項10】 放射線源は、ビームを放出する面としての1本のワイヤを有する1本のワイヤランプを有し、このワイヤが受信手段の複数の点要素の数に合わせた長さを有し、その結果、ワイヤランプで露光可能な燐光体キャリアの複数の点から放射可能である第2放射線が、この受信手段(12,62)によって点ごとに受信可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置。 【請求項11】 造画手段(14,64)が、燐光体キャリア(15) と受信手段(12,62)との間に配置されていて、この燐光体キャリア(15) の個々の点から放射された第2放射線(17)が、この造画手段(14,64)によって個々の点要素(PD1,... ,PDn)上で1:1に投影可能であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の装置。 【請求項12】 装置は、2つの放射線源(11,61) と2つの受信手段(12,62)を有し、表面(65)と裏面(66)を有する燐光体板(15)として構成されている燐光体キャリア中に記憶された情報が、この燐光体板のこの表面上と裏面上で読取り可能であるように、これらの放射線源(11,61) と受信手段(12,62)は配置されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の装置。 【請求項13】 装置は、受信手段(12,62)が受信した第2放射線( 17) を点ごとに評価する評価手段(13,63)を有し、この場合、読取られた多数の隣合った複数の線(Z80,... ,Z83)の複数の点(91,101,111,121;92,102,112,122;93,103,113,123)から点ごとに受信したこの第2放射線(17)の強度が一点に収束可能であり、かつそれらの強度の平均値が算出可能であるように、この評価手段(13,63)は構成されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の装置。 【請求項14】 X線カセット(70)内に存在する燐光体キャリア(15)に書込むためのこのX線カセット(70)が、この燐光体キャリア(15) 中に記憶された情報を読取る請求項1〜13のいずれか1項に記載の装置(10,60)を有するX線カセット。 【請求項15】 燐光体キャリアが燐光体板(15)として構成されていて、この燐光体板(15) は、表面(65)と裏面(66)を有し、この場合、この表面が、この裏面と異なる1枚の層を有することを特徴とする請求項16に記載のX線カセット。 【請求項16】 X線カセットは、請求項1〜13のいずれか1項に記載の装置(10,60) を燐光体キャリア(15) 上で移動させるためのリニア駆動部(73)、特に電動式のリニアモータを有することを特徴とする請求項16又は17に記載のX線カセット。 【請求項17】 X線カセットは、燐光体キャリア(15)中に記憶された情報を消去する消去手段(74)を有することを特徴とする請求項16〜18のいずれか1項に記載のX線カセット。 【請求項18】 消去手段(74) は、この消去手段(74)がリニア駆動部(73)によって燐光体キャリア(15)上を移動可能であるように配置されていることを特徴とする請求項18又は19に記載のX線カセット。
IPC (5件):
G01T 1/29 ,  G01T 1/00 ,  G06T 1/00 400 ,  H04N 1/028 ,  H04N 1/04
FI (5件):
G01T 1/29 D ,  G01T 1/00 B ,  G06T 1/00 400 B ,  H04N 1/028 Z ,  H04N 1/04 E
Fターム (33件):
2G088EE01 ,  2G088EE27 ,  2G088FF02 ,  2G088GG17 ,  2G088JJ09 ,  2G088JJ22 ,  2G088KK32 ,  5B047AA17 ,  5B047AB02 ,  5B047BA01 ,  5B047BB03 ,  5B047BC01 ,  5B047BC12 ,  5B047CB04 ,  5B047CB05 ,  5C051AA01 ,  5C051BA03 ,  5C051DA03 ,  5C051DB01 ,  5C051DB30 ,  5C051DC05 ,  5C072AA01 ,  5C072BA01 ,  5C072BA02 ,  5C072BA03 ,  5C072BA04 ,  5C072BA05 ,  5C072BA11 ,  5C072BA20 ,  5C072CA06 ,  5C072EA05 ,  5C072FA07 ,  5C072VA01
引用特許:
審査官引用 (9件)
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